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「謝る」ということ

「謝る」ことと「感謝する」こと。

僕は、人付き合いにおいて、挨拶とともに大事なことだと思っています。

それは、相手との関係はもちろんなのですが、自分自身のためにも必要だからです。

最近続けて、幼児の患者さんで、僕に対して「謝る」必要があると思われるできごとが起こりました。

当院にある本を切ってしまった子、植物を触って折ってしまった子。

片方の子は、「これ、切れやすくなってたんだ。」と言いました。

もう片方の子は、「僕やってない。」と言いました。

素直に謝るという行為は、大人もできないことは多いです。

僕も必ずできているわけではないと思います。

妻に対してとか。。。

前者の子には「切れやすかったかもしれないけど、切っちゃったことに対しては、ごめんなさい、って謝った方が良くない?」と言い、少し促しましたが、口を開こうとはしませんでした。

僕の目の前で切ってしまってたので、やってしまったことはわかってたんですけどね。

後者の子には「見ていないからわからないけど、もしやっちゃったなら、ごめんなさい、って言ってね。」と言い、見ていなかったことなので、それ以上は何も言いませんでした。

母親も他に2人の子を見ているため、その子がやってしまったかどうかはわからない状態。

その後、後者の子は、母親と帰りに話したようで、数時間後に電話がかかってきて、「折ってしまってごめんなさい。」ということを本人の口から言えました。

「謝る」

この「謝」という漢字は、「射」という、はりつめた矢を手から離している状態、矢を射れば、弓の緊張がとけて弛む、という字に、言偏がつくわけで、ことばに表すことによって負担や緊張をといて気楽になること、という意味合いがあるわけです。

相手を思って謝るわけですが、相手のためでもあり自分のためでもあるわけです。

お互いの負担や緊張をとくことになりますからね。

謝らない、ということは、そのことを抱えて過ごしていくことにもなりますからね。

わだかまりをなくして次に進むためにはとても大事な行為だと思います。

謝ることが負けることのように思っている人は、それだけ緊張状態を作っていますからね。


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ありがとうございます!
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by shinkyu--kaminari | 2022-11-18 20:30 | 徒然に | Comments(0)