2023年 01月 13日
鍼のススメ
「鍼は怖い、、、」
そんなふうに思っている人は多いようですね。
まぁ今鍼を人に刺したりしている僕だって、もともとはまるで馴染みのなかったわけで、怖いとは思ったことはありませんでしたが、そう思う気持ちはなんとなくわかります。
怖いと思っている人の大半は、一度も受けたことがなく、先入観で尖ったものを刺されるから痛いだろうし怖いもの、という認識を持っているのではないかと思います。
尖ったものが近づくだけでも怖い。
でもですね、そういった方は、刺さない鍼で対処できることが多いです。
「刺さない鍼?鍼って刺すから鍼なんでしょ?鍼で刺さないってどういうこと?」
と思われる方も多いと思いますが、刺してからだの中でクニクニ動かして筋肉を弛めることが目的ではありません。
結構鍼を体内において物理刺激を与えられるもの、そのためのもの、という認識をしている人が多いと思います。
これは鍼灸師の中にもそういう認識で鍼をしている人がいますからね。
一般の方がそう認識するのは仕方ないでしょう。
しかも科学だ、エビデンスだ、という世の中ですから。
でも、鍼は「気」を動かすための道具です。
ここで「「気」を動かすってなんじゃ?」と思う人が当たり前のようにいるわけですが、
気が上に行き過ぎているものを下に降ろしたり、滞っているものをスムーズに流したり、弱っているものを助けたり。
上がっているというのは「気逆」。滞っているのは「気滞」。弱っているものは「気虚」ですね。
そのために軽く体内に鍼をいれることもあれば、体表に近づけるだけのこともあるわけです。
だから物理的にブスッと刺すような単純なものではありません。
そういったからだの異常反応を表すところがツボであり、治療点にもなります。
それを診断するためにからだを触るわけです。
そして刺すのは一本か二本ほど。
今日はどこに刺されるのか。
それを楽しみにしている人もいますからね。
からだが良くなる楽しいものなんです。
まぁまずはやってみないと。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2023-01-13 20:30
| 初診
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