2023年 02月 06日
身体の変化を感じとる
「今日は左なんですね。」
当院で鍼を刺すときは、左右どちらかのツボにすることが多いです。
例外としては、真ん中のにしかないツボもあり、そもそもそこには左右というものがないので。。。
また、左に症状があるから左、右に症状があるから右、という決まりはなく、そうするときもそうでないときもあります。
基本左右差が大きいところを選びますから、右は良くて左が悪いというように割り切れるものではないわけです。
片方が虚ろになっていて、反対が停滞感が強い。
その場合、虚ろな方をフォローアップした方が良いときもあれば、停滞してるところを打破するように持っていった方が良い場合もあります。
身体に触れて確かめているのはそういうところです。
気疲れし過ぎて、張り詰めていた状態からヘタってきてる。
体表の反応だけでなく、諸症状としてそういう変化がないか。
そんなことを確認します。
食事の摂取の変化。
食欲はある、と答えても、食べられるだけで、食べたい、お腹空いたという状態にはなっていない場合もあります。
どこかいつもと違う。
患者さんは自覚していないことが多いですからね。
なかなか言わずとも気づくというのは難しいですが、そういうこともわかるよう、日々取り組んでいます。
あくまでも無自覚なところに気づくためなので、僕に言わずともわかるか試さないでくださいね。


ありがとうございます!

by shinkyu--kaminari
| 2023-02-06 23:30
| 鍼の修行
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