2023年 06月 08日
「否」という文字
「否定」などに使うこの「否」という字。
易の六十四卦の一つでもあります。
陽を(ー)、陰を(ーー)で表し、それを縦に六つ並べて表記するわけですが(陰は間が切れてます)、否は上に陽が三つ、下に陰が三つ並ぶ形をとります。
つまりは流通の途絶えた様子を表します。
陽は上に陰は下に行くために交流が起こらないからです。
動きがとれない状態。
実は「痞」という文字が使われる病症があるのですが、それはやはり胸腹が痞(つか)えて塞がることを示すわけです。
交流がない状態ですね。
痞えたところより上はいっぱいいっぱいな状態。
イメージが広がりますね。
東洋医学はいろいろな側面から理解することが大事です。


ありがとうございます!

by shinkyu--kaminari
| 2023-06-08 20:30
| 東洋医学
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