2023年 10月 24日
モモカンに鍼
大腿部における外力による筋挫傷のことを「モモカン」と呼びますが、なぜそう呼ぶのかはよくわかりません。
コリジョンスポーツと呼ばれるラグビーやアメフトには頻繁に起こりますし、サッカーでもよくありますね。
程度により損傷度は様々ですが意外と馬鹿にならないケースも多いわりに、軽いケースしか経験していない人からは、すぐ復帰できるように思われてしまう。
損傷度合いは外力の大きさも関係しますが、受傷する前段階の筋緊張度合いも関係します。
そのため、やはり筋肉は柔らかい方がいいし、大腿部が柔らかくあるためには股関節が上手く使えていることが必須です。
まぁ明らかな外力が加わっているので、気滞血瘀ととらえて治療します。
どの経絡の損傷か、そして血に関わる穴の反応はどうか。
高校ラガーマンが今回来院されましたが、損傷が胆経ラインということもあり、もろに瘀血の反応も出る「臨泣」というツボに反応が出ていました。
刺鍼した後には痛みがあるものの可動域が回復。
少し局所の硬結が残るので、普段ほとんど局所を鍼することはしませんが、散らすように刺鍼。
翌日も続けて治療しましたが、もう次の日には大丈夫でしょう。
しばらく休めば治るものではありますが、鍼した方が確実に早まるし、後に問題を抱えるリスクも減ります。
モモカンに限らず鍼した方がいいですよ。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2023-10-24 20:30
| いわゆる…
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