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袴を穿く

昨日は普段とはちょっと違った休日。

友人でもあり、当院に来院もしている浅草にあるお寺の住職における継承法要とその祝宴へ出席してきました。

17世紀半ばから続くお寺の継承。

第十九世。

すごいことですね。

一つの代が続いていくことも並大抵のことではありません。

そこで執り行われたこともとても貴重で有意義なことだったのですが、身体感覚としてのハイライトは「袴」。

えっ?

と思うかもしれませんが、あの「袴(はかま)」を穿いて出席しました。

和装です。

着物は何度かありますが、和装の正装には袴が必要です。

妻から聞かされて、「そう言えば!」となったのですが、剣道で袴は経験あるも、礼装としての着用ははじめて。

ここで疑問が湧くと思います。

「袴持ってるの?」

あるんです!

購入はしていないのですが、なんと妻の祖父譲りのものがあったのです。

80年前のもの。

これを正しく着用するとなると、真ん中、ということや、中心、体幹を意識することになります。

着付けるだけで、それを意識せざるを得ない。

洋服はホイっと着れば良いですけどね。

和装はやはり身体意識が培われます。

もちろんその分手間はかかるけど、その手間を省くことで失われたものはあるということをあらためて感じました。

それを格好良く着こなすということだけでも、磨かれるものはありますよ。

日本の精神性は、衣食住が和であってこそ成り立っているものだと思います。

もちろん洋式が欧米化されて、精神性も完全に欧米化されてはいないのですが、あべこべ感、あやふや感はこういうところからきているのでしょう。


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by shinkyu--kaminari | 2023-11-06 20:30 | 身体感覚 | Comments(0)