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はじめて聞くもの

鍼灸東洋医学では、何科というものを掲げて診療することはあまりありません。

小児と女性のみ診る、という女性の先生はいたりしますが。

そのため西洋医学におけるあらゆる疾患に対する知識も持っておく必要がありますが、全てを網羅することはできるものではありません。

特に何千人に一人なんていう疾患は、そのときはじめて聞く、というようなこともあるわけです。

それについてはもちろん患者さんの方が詳しい。

ある意味それに関しての知識はスペシャリストです。

少しネットで調べたというレベルで知ったような顔はできません。

ですから敬意を持って患者さんに伺います。

その上で東洋医学的にどう考え、体にはどういう反応が出ているのかを診て治療していきます。

先日はじめて聞いたのは「無脾症候群」

本来人のからだは内臓においては左右非対称です。

しかし、左右対称で産まれたために、あるべきものがなかったり、多かったりということが起こるということで、無脾症候群の場合、両側が右側となることで脾臓が見られない状態を指します。

逆に多脾症候群というのもあり、この場合は両側が左側ということです。

それによって高い確率で先天性の心疾患を合併し、数回の手術を必要とし、血栓ができやすかったり、免疫に問題が生じやすい。

そういう状態を踏まえて、実際からだはどうなっているのか、もともとの状態、オペをしての影響、主訴との関連を診ていきます。

今ある状態において、最大限その人が力を発揮できるように持っていく。

だからどんな疾患にも対応できる可能性があります。

こんなものも鍼で良くなるか。

疑問に思ったら聞いてみてください。



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by shinkyu--kaminari | 2023-11-20 23:30 | 初診 | Comments(0)