江戸浄瑠璃

年の瀬。

朝からノンストップで夕方まで診療する日があったり、過去一せわしない週となっていますが、今日は午後に予定を組み込んだので少しのんびりとした日。

その予定は「江戸浄瑠璃」の鑑賞です。

ご存知ですか？江戸浄瑠璃。

江戸時代に江戸で発生した浄瑠璃。

浄瑠璃とは語り物ですね。琵琶の伴奏がはじまりのようです。

正直僕は元々江戸浄瑠璃は知りませんでした。

患者さんがその道の名だたる方だということから知ったのです。

人形浄瑠璃は知っていますけどね。

人形はありません。

語りのみです。

三味線が奏者としてつきます。

歌舞伎や狂言の題目のようなものを一人で語って演じ分けるようなもの、と言えばなんとなくイメージつきますかね。

坐って、謡、登場人物のセリフ語りや場面の語り。

この方はお師匠さんの言いつけで、一人で語る、お客さんが息つくので途中水やお茶を入れない、というように決めているのですが、表情を含めたそれぞれの登場人物の表現や、声の出し方、場の作り方、そのエネルギーに驚きました。

二つの演目の間には、古典芸能解説者の方との対談も。

この対談した方は、会の司会役でもあったのですが、バックボーンにある古典芸能に対する知識や、話口調の柔らかさ、間の取り方や話の進め方が秀逸で、ここでもその道の一流を見たように思います。

本当に今週ここしかない、というタイミングで予定が合い、素晴らしい経験ができました。

良いものを見るのは良いですね。

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