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悪風の左右差

「左右違いがあるんですか?」

左右差というのは、日々普通に自覚することだと思います。

利き手や利き足があるわけで、使う頻度も違えば、力の強さも違う。

体幹においてもそれはあり、それをなくすことが良いことだと考えている方もいますが、僕はそうは思いません。

違っていい。

でも、からだに異常をきたすような過度な偏りがあるのはよくありません。

歪みがあることよりも、そこに動きがないということを問題視します。

さて最近風邪をひく方多いですが、寒気を感じる、という状態が初期症状であります。

悪寒ですね。厚着をしても寒さを感じる状態。

これと似たものに悪風(おふう)があります。

着ても寒いということはないけど、風にあたると寒かったり嫌な感じがする。

風邪の治療をするときなど、実際に手で扇いだりして、その状態があるのか確認したりします。

上背部や季肋部など。

ここにも左右差はあるのです。

どちら側が異常を来しているのか、どっちが治療対象になる状態か。

冒頭のことばは、季肋部に対して左右交互に扇いで確認したときの患者さんからのもの。

言われてみれば、ふつうの人は意識しないよなぁ、と思い今回書きました。

風を嫌に感じるということは、そこのバリア機能が落ちているということ。

そこを修復する鍼をすると、嫌な感じは軽減し、左右差は少なくなります。

風を受けると嫌な感じがする、というのも、どこから、どの辺りに、ということも大事なのです。
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by shinkyu--kaminari | 2024-02-21 21:30 | 東洋医学 | Comments(0)