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腰で押す

「腰で押す」

手を使って何かを動かそうとするとき、手の力が主導となって為そうとする人、結構多いです。

それってダメなの?

どういうふうに使おうと自由じゃない?

と思われる方もいるかもしれませんが、確かに自由なんですけど、それっていいことないんですよね。

「重いから手に力を入れないと無理なんです」

そのように言ってきた患者さんいますが、そういう考えになってしまっていることが、そもそも根本から間違ってしまっているのです。

重いからこそ、手力で押すのは無理なんです。

相撲を見ればわかります。

あんな人たちを手力で押せますか?

わんぱく相撲という小学生の相撲の大会でもよく見られるのですが、手をお互いに伸ばして押し合っている子がいるんですよね。

自分の身体が一体となって押す力となって働くためには、進む力が直接伝わる必要があります。

押す対象物に触れているのは手ですが、動かすには足が進んでいく必要があり、そのためには繋いでいる腰が、対象物の中心に位置していることが理想的になるでしょう。

背の低いものを押そうとしたら、その分腰を低くする、という具合に。

「腰から押す」

僕は自分が中学生のときに、自分の力をしっかり相手に伝えることができない人って多いな、と同級生と相撲をして感じた記憶があります。

子どもの身体能力が低下している、ということは思うのですが、以前がみんな高かったか、というとそんなこともありません。

そのため、大人になって、ちょっとした力仕事がかなり負担となる人が結構いるのです。

大人になってから改善することができないわけではありませんが、やはり子どもの頃に身につけた方がいいです。

相撲以外にもそういうことを意識する動作があるか模索中です。

自然と身につくのが一番ですけどね。

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by shinkyu--kaminari | 2024-06-08 22:30 | 身体感覚 | Comments(0)