2024年 10月 08日
漢方はいいけど、鍼はダメ??
当院に通われている方の中には、医者にかかりたくないという方もいれば、医者の診断も仰ぎたいという方もいるし、両方をご自身の判断で使いわけている方など、東洋医学と西洋医学との関わり方は人それぞれです。
僕も救急医療など、明らかに必要な場合もあると思いますし、自分自身はかかることはありませんが、完全否定して過ごしているわけでもなく、素晴らしいところは認めています。
医師の中にも西洋医学の限界を感じている方もいて、自ら東洋医学の勉強をしている方もいて、真剣に西洋医学と向き合っているからこそ、東洋医学の必要性というものを感じているのだと思います。
先日ある患者さんが、皮膚科において医師から「漢方薬はいいけど、皮膚刺激として鍼をするのは良くない。」ということをいわれたようです。
そこで「何でですか?」と理由を問いただしているわけではないので本当のところはわかりませんが、やはりしっかりわかっていない人ほど、鍼を自分の固定観念から否定したりします。
皮膚に問題がある人が、鍼を受けるとどうなるというのか。
何を目的としてその場所に鍼をするのか。
どこに鍼をすることを想像しているのか。
東洋医学としての鍼をやる人が、どういう考えのもとで施術をしているのか、というところを理解してはいないんですよね。
それはもったいない。
その場合、漢方薬を認めているものの、西洋医学的な使い方としての漢方薬の理解しかしていないように思います。
他の患者さんでも、以前勤めていた治療院時代から、引き続き通っている方ですが、医師から鍼に対してネガティブなことを言われて、数ヶ月足が遠のくことがありました。
やはり基本からだに対して不安感を持っていますから、医師が言うことに対して心が揺らぎますよね。
僕も地域の医師とやりとりできるようになって行かねばと思いました。
鍼がダメなんていうものはありません。
刺すだけが鍼じゃないし。
ありがとうございます!
by shinkyu--kaminari
| 2024-10-08 20:30
| 東洋医学
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