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家族との関わりを通して

何世代にも渡って一緒に暮らす、という家族はとても少ないと思います。

自分自身もそうですしね。

一緒に暮らすと煩わしいから、ということもあったり、もともと親と家族で住んでいるスペースが狭くて、結婚して一緒に暮らすことは困難だったり、理由は様々だと思います。

でも、それによって、生や死、成長と老化ということに対して、関わることが少なくなり、そういった弊害は生じやすいのだと思います。

元気だった人が老いていく。

人は必ず死を迎えますし、どんなに元気だった人も若いときほど自由は効かなくなります。

そういうことを目の当たりにして、様々なことを考え、大事にすることや、敬うことを自然としていくようになります。

もちろんうまくいくことばかりではなく、逆の問題も出てくるのかもしれません。

でもそういったことを子どもに教育する環境がある、ということは確かです。

昨年亡くなった義父は、その数年前に体調がおかしくなったときに、うちに1週間ほど寝泊まりしたことがありました。

そのとき、夏休みなどに一緒に過ごす「ジィジ」とは違った様子を目の当たりにして、ショックを受けながらも、労り、ともに過ごす息子たちを見て、こういう経験はありがたいと思いました。

どうにもならないこともあり、その中でできる最善のことをする。

こういうのは、教えたり強制するものではなく、自然と感じとって行うようになるものなのでしょうね。

自分のこととしてより、多くは家族を通して考えることになる生死。

今日患者さんが、「あと何年生きるか、、、」という話をしたときに、いろいろと考えさせられるものがあり、ちょっと書いてみました。


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by shinkyu--kaminari | 2024-11-12 21:00 | 徒然に | Comments(0)