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腿が壁をつくる

歩いているとき、階段を昇るとき、降りるとき、しゃがむとき、起き上がるとき。

動きがスムーズになされていると、そこには最小限の力しか働かなく、からだに負担となることはありません。

逆に言うと、そこに不具合が生じるということは、余計な力が入る動きになっている、ということでもあります。

例えば椅子の上に足を乗っけたとき、体と足の位置関係はどうなっていますか?

自分の体の前に腿がきて壁になっていませんか?

何段抜かしとかで階段を昇ろうとして足を思い切り上の段に置いたら、腿が前にあったら昇れないですよね。

スムーズに力を発揮しようと思ったら、腿が邪魔にならない位置に自然と足をつきます。

腿が前にあると、腿の前の力を使って体を持ち上げることになり、本来使われるべきお尻が使われにくくなるし、膝の向きが螺旋することになり、無理な力がかかります。

そのため痛むことにもなるわけです。

そしてそれには体幹の動きも関わります。

全てが協調するような動きができて、スムーズな動作になるわけです。

当たり前ですけどね。

バレエをやっている方なんて、こういったところでもどかしく感じている人は少なくないですね。

壁を取っ払う。

そこに意識がいけばそんなに難しいことではありません。

自分の体と対話しながら試みてください。


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by shinkyu--kaminari | 2025-01-17 20:30 | 身体感覚 | Comments(0)