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第20回日本鍼灸師会全国大会in茨城 Tsukuba②

昨日の続きです。

その次に登壇したのは、北辰会の副学術部長竹下有先生。

題目は「北辰会方式の鍼灸治療の実際と医師ー鍼灸師の連携について」

1時間の枠で、20分の講義と40分で実際の治療を当日用意された患者役に対して行う、という流れ。

もちろんここで話される内容というのは、僕自身は理解しているわけですが、大事なのはここでの聴衆に対して、どのように話すか、というところと、何を言って何を言わないか。

同じ鍼灸師であっても、やっていることはそこに来ている人たちとはまるで違うわけです。

東洋医学に対する理解度もまるで違うし、同じ言語であっても、解釈が違ったりもします。

そういう人に対してどういう言葉を選ぶか、どのように説明するか、また北辰会方式の何を伝えるか。

これは非常に勉強になりましたね。

あとでコーヒーを飲みながら直接話して聞きましたが、本当にいろいろ考えているなぁと。

前に登壇された先生の内容を持ち出したり、患者役の先生に問診したりするときなど、その先生に対してネガティブな発言はしない配慮もしていました。

質問にもわかる伝わることばを選んだり。

アウェイの空気感でしたが、そういうものを感じさせない振る舞いで、学ぶことの多い講演でした。

もちろんしっかりデモ治療もわかりやすい結果を示していました。

普段と同じようで全然違いますからね。

同じ一本の鍼でも、見ている人にわかりやすく、それでいてしっかり効かせ、直後効果も出せる場所。

他にも選択肢がある中でそれを選ぶというところ。

短時間だけど、とてもインパクトのある講演でした。

今回はここまで、次回までこの学会のことを書きたいと思います。


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by shinkyu--kaminari | 2025-10-07 20:30 | 鍼の修行 | Comments(0)