カテゴリ:東洋医学( 149 )

病が浮くということ

治療をする上で大事なことのひとつに「病を浮かせる」ということがあります。

どういうことかというと、病は古くなってくると、また進行してくると、身体の内部に沈んでいく傾向があるのです。

ツボも沈んでいきます。

わかりやすい例でいうと、肩こりが酷くなって、マッサージに行っても、かなり強く、しかも奥深くまで押さないと効かないなんていう方聞いたことありませんか?

マッサージそのものを否定はしないのですが、こういうやり方は否定します。
その場しのぎでしかも結果的に悪くなっていきます。

奥深くにいっているものを、表面まで浮かせていくように治療する。
このことが必要なのです。

感情面でも同じことが言えます。

昔あったことがトラウマになっているような場合、そしてその感情を心の奥深くにしまいこんでいる場合、治療して浮いてくると、その感情が蘇ってきたりします。

これにどう向かっていくか。
浮いてきてそれが現れるということは、その処理の仕方がよくなかったのでしょう。

では今度はどうするか。

対処する試練ですね。

そこを乗り越えることができたらレベルアップしますよね。

心身一如。

治療をするというのは奥深い。


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by shinkyu--kaminari | 2019-01-08 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

腎虚の小学生

先天的な問題があり、腎虚が主訴に関わっている子どもは少なくありません。

でも後天的にも関わる場合があります。

多いのは睡眠不足。

受験勉強ですね。

食べることと寝ること以外は勉強をしているという子が普通にいます。

そして睡眠時間を削っている。

陰分が養われないで、身体のもともとあるエネルギーを使用していきますし、緊張下や目の使い過ぎで肝気が昂ぶって肝血を消耗しているので、余計に腎水を吸い上げている状態。

目がチカチカする。

そりゃあそうなってもおかしくないですよね。

「照海」というツボにしっかりと反応があり、実によく効きます。

でも根本を改善すべきですね。

そうしないで要領をよくすれば、勉強の改善はできるはず。

身体を大事に。


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by shinkyu--kaminari | 2018-12-27 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

こつこつと

今「老子」を毎日一章ずつ読み進めています。

実はしっかりと全部を読み終えていないで他に取りかかったりしているんですよね。

中途半端なままいろいろなものに手を出すと、結局全てが中途半端になってしまうように思います。

並行していろいろとやりますが、やっていることはやりとげる。

頓挫していいものもありますけどね。

でも老荘思想は東洋医学において抜けてはいけないところ。

しっかりと立ち返ってやりたいと思います。


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by shinkyu--kaminari | 2018-12-17 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

体験しないと、、、

夫婦と娘の三人家族。

調子の悪い母を見た娘「かみなりに行けば?」

旦那「病院に行きなよ。」

娘は花粉症や頭痛の治療で来院したことがあるけど、旦那さんはありません。

娘は普段薬で誤魔化している母が、どうすればよくなるかを経験で知っているわけです。

自分の範疇でしか物事は考えられませんからね。

旦那さんにはぜひ体験してほしいですね。

そして娘の言うことを聞いてか、しばらくぶりに来院してきたこの方、激しい頭痛がすっかり楽になって帰っていきました。

忙しいからと、薬で誤魔化して過ごしてますけどね。

取り返しのつかないことにもなります。

日頃から鍼を受けていればいいんですけどね。

今度は定期的に通うでしょうか?


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by shinkyu--kaminari | 2018-12-15 19:30 | 東洋医学 | Comments(0)

風邪をひいたら、、、

患者「先生、風邪をひいてつらいから、、、」

今日電話がありました。

この言葉の後に
「今日はキャンセルさせてください」
と続くこともあるのですが、

「今日行ってもいいですか?」
と続くこともあります。

今日は後者。
風邪をひいたら鍼。

こういう認識がひろく理解されるようにことばでも訴えて、臨床で結果を出していかなきゃならんですね。

いろいろなところが強張り痛む症状が主訴のこの方。
風邪をひいたことでそれが惹起されました。

風邪症状も痛みも緩解。
元気になって帰っていきました。

家まで1時間くらいかかりますけどね。

無理してきてほしいわけじゃないですよ。
でも少し無理しても行ったら楽になるから行く。

そう思われて、そうしてあげられるよう日々精進していきます。


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by shinkyu--kaminari | 2018-11-30 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

刺した方が効く?

昨日「打鍼」の話をしました。

円柱状の「鍼」を木槌で「コンコン」と叩きます。
刺さない鍼です。

子どもや敏感な人。
または正気の弱っている人に用いることが多いです。

小学6年生の男の子とその母親。

ともに治療を受けているのですが、この子どもには基本的に打鍼のみで治療しています。

「刺しちゃってください。」

なにやら物騒なことを母親から言われました(笑)

刺した方が効くのではないか?

そのように思われたようですね。

この子は受験勉強を深夜までやっているために、結構身体に負担をかけています。

改善してほしいことに、「集中力がなくなってきている」というのがありました。

治療で改善もできます。

でもさらによくしたければ、やはりもっと寝るのが一番。

ある程度までは治療でもっていけますけどね。

深夜1時まで勉強するというのは、子どもにはしんどいと思います。
しかも緊張しいの子です。

余計に肝血を消耗するのです。

家族でがんばっていますし、子どもも納得しているようなので、僕はその子をいい状態にして、負担のかけない身体の使い方を少しでも身につけてもらうようにするだけです。

刺した方がいい状態であれば刺す。
もちろん子どもでも普通に刺します。

人によってそのときの状態によって使いわけます。

親御さんの要望によっては変えません(笑)



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by shinkyu--kaminari | 2018-11-28 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

脾胃は土

臓腑を五行分類で表すと、肝は木、心は火、脾は土、肺は金、腎は水。

まぁ初歩的なことなのですが、土において微生物がしていることは、脾胃においても腸内細菌とやらが行っています。

微生物が果たしている役割というのはとてつもなく大きい。

そして胃において腸内細菌が果たしている役割もとてつもなく大きい。

そういうところもわかった上で古代の人は脾胃を「土」と関連づけたのだろうか。

「土と内臓」という本を読みながらそんなことを思っています。


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by shinkyu--kaminari | 2018-11-14 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

浮かしてからとる

日頃はプールで泳ぐと肩まわりが楽になるけど、悪化してくると泳いでも改善しない。

なぜか?

悪化するのはどういうときか?

忙しくてスケジュールがタイトなとき。
それは肉体的にも精神的にも負荷がかかるとき。

疲れも抜けづらくなる。

日頃はマッサージとか定期的に行く方。
強く押さないと効かない。

表面は柔らかいけど、中が重たく硬い。

脈力やや弱い。
顕著な反応は合谷の虚中の実。
元気の源である腎に関わる照海の虚。

合谷はかなり沈んでいます。

腎を補うことをまずすると、合谷が浮いてきました。

そこで合谷に瀉法。

だいぶ改善されました。

慢性的にマッサージを強く受けている方は、状態を沈ませて誤魔化していることが多いです。

悪くなると病は中に入っていきます。
表面で感じていたものは奥にいきます。
浮かした方がいいのです。

浮いてきてから取りに行く。

大事なことです。


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by shinkyu--kaminari | 2018-11-12 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

異常行動

タミフル、リレンザ、イナビル、ゾフルーザ。

インフルエンザに対し様々な薬が使われております。

今は「ゾフルーザ」がシェア1位だそうです。実に65%!

まぁ一大ビジネスですよね。
何億というお金が動きます。

今朝のNHKで「イナビル」を服用した10代の少年が、自宅マンションから転落して死亡したというニュースを放送していました。

そのニュースの中で、10歳前後の子どもを中心に異常行動が95件確認されたということですが、いつからいつまでの期間でのことかということは示されていません。

そして薬を服用していなくても異常行動は起きているとのことで、因果関係はわからないと。

でもですね、異常行動においては、昔の書物にも書いてあります。
「…甚則欲上高而歌.棄衣而走.…」
(訳)更にひどくなると高いところに登って歌を歌いだす。衣服を脱いで走り出す。

病が進むとこのようになるものがあるのです。

大事なことは薬云々というより、そのような状態に進行させないこと。

もちろん僕は鍼で対応します。

鍼灸においても当然インフルエンザの治療は行います。

インフルエンザだと診断されて来院する場合もあるし、わからないこともあります。

僕らが相手にするのはインフルエンザウイルスではなく、身体そのものです。

その身体がインフルエンザウイルスによって、どのようになっているのかが問題なわけです。

だからインフルエンザかどうかは大した問題ではありません。

現れている反応をもとに身体を治します。


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by shinkyu--kaminari | 2018-11-06 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

発熱

「熱が出た」

大概の方は体温計において37℃を超える状態を「熱が出た」と思うようです。

38〜39℃だと結構な発熱。

確かにこれは熱が出た状態で間違いないのですが、東洋医学において重視するのは数値ではなく、自覚的、他覚的な熱感。

体温計において平熱であっても、普段より熱っぽく感じていれば「発熱」と考えます。

それは風邪を含む外感病とは限りません。

様々な要因で発熱も起こります。

病院に行ったら原因がわからないけど、マイコプラズマ肺炎の疑いがあるから、そのための薬を出されたという方がいました。

そんな診断でいいのだろうか。

1週間「発熱」が続いていた患者さん。

一本の鍼で熱とバイバイしました。


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by shinkyu--kaminari | 2018-10-25 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)