カテゴリ:東洋医学( 127 )

「血虚」

「血虚」

「血(けつ)」が不足している状態。

ある人に「血虚」と思わしき状態がみてとれたとき、それがどこで起こっているか、ということが大事です。

「血」は五臓六腑様々なところをめぐっています。でも血虚に関わる臓腑は「心」「肝」が中心と理論で言われています。

肺にも脾にも腎にも血はあるのに。

なぜでしょうか?

理論の上で細かく考えることは大事です。

供給源はどこにあり、相対的にどこに多くあるのか。

まずはじめに問題が生じるところはそういうところですね。

本を通しての理論ははあくまでも道しるべです。

実際どうなのか?
拘泥することなく目の前のからだと向き合って行くことが大事だと思います。


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by shinkyu--kaminari | 2018-05-03 22:30 | 東洋医学 | Comments(0)

舌を診る意味

治療をする上で様々な診断法を駆使していますが、その中で視覚を使った診断がいくつかあり、一般の人でもわかりやすいものとして、「舌診」があります。

毎回診ますが、そのたびに、今日はこうですね、とか言わないので何をしているのかわからない患者さんも多いと思います。

僕「疲れてて消耗している感じですよ。舌も色あせてますし。」

患者A「舌ってそういうことを診ているんですか?」

別の患者さんでは

僕「だいぶよくなりましたね。赤みの深い感じが落ち着いて、先の方でボツボツしてたものもなくなってきました。イライラしにくくなってますね。」

患者B「イライラあまりしないですね。舌の厚みが減ったように思うんですよ。」

鍼してすぐにも変わります。

僕「(子どもの舌を診ながら親に)暗い赤だよねー。(鍼をして、舌を出してもらい)うん、明るくなったね。」

患者の親「おー、ホントだ、不思議。」


舌だけで判断したりしませんが、舌だけでもかなり有用なことがわかります。
でも、「舌を自分で見たりしますか?」と聞くとほとんどの人が見ていません。

舌はバロメーターになりますからね。
日頃見て変化を知るのも自分の身体を理解するのに必要だと思います。


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by shinkyu--kaminari | 2018-04-25 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

口が甘い

以前歯医者に通ったとき、二つ隣の患者さんが、

「先生口が甘く感じるんだけど、何ででしょうか?」

と聞いていました。
先生は
「甘くですか?聞いたことないですね〜」

と答えていましたが、聞きながら、脾胃には絶対問題ある人だろうなぁ、と思っていたところ、その後の衛生士との会話では、柿の種のいろいろなバージョンについて盛り上がっていました。

「この人はそこを変えなきゃだめそうですよ。」
と言いたかったですけどね。。。

東洋医学では口が甘く感じるのを「口甜(こうてん)」とよんでいます。

虚実ともにありますが、いずれにせよ「熱」が関与すると。
消化器系統に大きく関与する「脾の臓」の「熱」

甘いものを食べているという自覚があれば、甘いものの食べすぎかな?と思うのでしょうが、せんべいなどのお菓子は違うと認識している方が多いみたいで、、、

でも、穀物ですし、甘味ですよ。

まぁ甘味の食べすぎでなくても、食べすぎによって内熱が高まり、脾胃において湿がさばけず、湿熱を形成し、穀物の気と結びつき上に上がって「口甜」となることもあるわけです。

年齢関係なく食べすぎている人は多いですね。

気をつけましょう!



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by shinkyu--kaminari | 2018-04-02 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

合格発表

Facebookを見てたら、今日国家資格である「はり師」「きゅう師」「あんまマッサージ指圧師」の合格発表が行われた、という記事が出ていました。

そして合格率が
「はり師」57.7%
「きゅう師」62.5%
「あマ指師」83.0%

よくわからないと思いますが、僕らのときで、確か「はり師」「きゅう師」が75%〜80%くらい。「あマ指師」が90%近かった気がします。

推移を見ると、昨年ガクッと下がって、今年さらに下がった感じです。

難しくなったのか、学生の質が低下したのかはよくわかりません。

でも人の身体を扱う仕事ですし、高卒で行けることを考えると、誰もが簡単に合格できる試験じゃない方がいいと僕は思います。

正直学校での教育、国家試験のテスト内容を考えると、運転免許みたいなものだと感じてますからね。

取ったからって何かができる状態ではありません。

ただやっていいという公の許可が出されただけ。

今回の人たちが受けたら30%くらいの合格率になるような試験でもいいかなと思います。
手に職といって職人みたいに考えるような仕事ではありません。

受からすだけ受からせても、その後生計をたてられないのでは意味がないですからね。

在学中に病を論理的に東洋医学的に考えられるような教育ができたらなと思います。

多くは卒業してからそういう勉強をしてますからね。

東洋医学という医学です。
それをもっとしっかり学べる場になることを強く望みます。


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by shinkyu--kaminari | 2018-03-28 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

「態」が気滞をつくる

お酒を飲むと気にならない、旅行をしているときは感じない。

肩こりでもこういう状態の方います。
今日いらっしゃった方もそうでした。

気のめぐりがよくなると症状が楽になる「気滞」によるものだと思って間違いないと思います。

でも朝起きるとすでにかたまっている状態。

寝ている間に新たな「気滞」がつくられるのでしょうか?

まぁそもそもお酒によって気のめぐりがよくなっても、経筋レベルでしっかり動きがよくなっているわけではないと思います。

腕を後ろから一周するときに、真後ろに可動せず、横方向に代償運動を起こしてしまう方が、お酒を飲んで真後ろに可動できるようになるわけではありませんからね。

でも経絡としてはある程度気のめぐりがよくなるのではないかと思います。

では寝ている間に「気滞」を起こしているものが何かというと、「態」によるものであることが多いです。

「態」とは動いている動態での形。

例えば歩いてて片方の足は真っ直ぐ着くけど、反対は内側に潰れるという状態。
固定したものは「形」と言いますが、猫背などは僕は固定したものではないと思うので、「態」に含めます。

気滞を起こしやすい「態」

寝てても、立ってても、座ってても、こういう状態だとよくはならないですよね。

同じ場所に鍼をするのでも、そこに着目しているかそうでないかで効き方が違います。

臓腑経絡で言えば、肝の疏泄の失調なのですが、本人が態を意識できることで疏泄が変わります。

自然な「態」を身につける。

かなり大事です。


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by shinkyu--kaminari | 2018-03-16 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

筋肉から臓腑へ

この3月で定年退職を迎えるので、今は有休消化期間。
2週間前には南米旅行にも行ってきて、日々自由気ままに過ごしている女性。

4月からは同じところで再雇用ということになるようですが、今はストレスのない生活をしています。

今まではストレスがもろに身体に出ている人で、常に舌は「地図舌」というところどころハゲている舌。
まぁストレスが多く、また感じやすいんです。

ほぼ何年も月一くらいで治療をしていましたが、今日はじめて地図舌じゃない状態をみた気がします。

やはり環境って大事ですね。

でもですね、遊び疲れですね。

背中バリバリで、左が特に硬いのですが、これだと内臓の働きも悪くなります。
案の定食べるとお腹がはってしまう状態。

お腹のはりにもいろいろありますが、これは身体の過緊張状態によるもの。

足の外踝の下にある申脈というツボに鍼をしたら、すこぶる楽になりました(^ ^)

いくら楽しいことでも過ぎれば身体は悲鳴をあげます。
自分の身体を省みつつにしましょう。


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by shinkyu--kaminari | 2018-03-15 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

花粉症は鍼!

薬剤師で薬局を営んでいる患者さん。

年末くらいからずっと忙しそうです。
インフルエンザが落ち着いたら花粉症。

薬局の目の前の耳鼻科を主に扱っているわけですが、やはり病院に行くんですよね。

インフルエンザは、今のご時世病院で診断を受けてこいと言われるようなので、仕方ない気もしますが、花粉症は薬を飲むのではなく、鍼灸院に行って欲しいですね。

そうなるようにもっともっと発信しないとですね。

治るんですよ、鍼で。

付き合い続けなくていいんですよ。

「デビュー」とか言われても、「引退」もできるんですよ。


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by shinkyu--kaminari | 2018-03-14 22:45 | 東洋医学 | Comments(0)

足太陰経脈病症

経絡ということばがよく用いられますが、正確には経絡は経脈と絡脈というものに別れます。

臓腑に関連した流れなので、足の太陰経脈と言ったら、脾の臓の経脈を指します。
内側では臓腑に繋がるのですが、外側では体表部位を流れています。
絡脈というのはその経脈を他と繋ぐ役割を果たします。
それによって身体中隅々まで気血を行き渡らせることができるわけです。

表題はそれの病症。

こんなことが書かれてあります。

“是動則病舌本強.食則嘔.胃脘痛腹脹善噫.得後與氣則快然如衰.身體皆重.
是主脾所生病者.舌本痛.體不能動搖.食不下.煩心.心下急痛.溏.瘕.泄.水閉.
黄疸.不能臥.強立.股膝内腫厥.足大指不用.”

「脾の経脈が病むと、舌が強ばりやすくなり、食べると空えずきし、胃が痛み腹が脹ってよくゲップが出る。大便やオナラが出ると、不快感が除かれ症状が減る。身体全体が重くなる。
脾の臓が病むと、舌の根本が痛んだり、身体が動かしにくくなったり、食べたものがつかえて下に降りていかなくなったりする。胸苦しさや、鳩尾あたりに不快感を感じたり、その辺りが急に強張って痛むこともある。大便が稀薄になったり、腹部に塊ができたり、下痢になったりもする。小便が出にくくなったり、黄疸を起こしたり、不快感で横になることがしづらくなる。無理に立とうとすると膝の内側が腫れて引きつってきたり、足の親指が動かしにくくなったりもする。」

一度に全部が起こるわけじゃないですよ。いろいろな症状が出る可能性があるわけです。

ストレスによって起こっていると思っていたものが、それによる食べ過ぎで脾をいためていたなんていうことはよくあります。

ちょっと気になったので、確認のため読み直してみました。


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by shinkyu--kaminari | 2018-03-06 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

それも実は飲食が原因

食べ過ぎで腹痛、飲み過ぎで気持ち悪い。

そういう認識はしていても、膝が痛くなったり、足が痛くなったりという原因が、そういうところにあるという認識を持っていない人は多いです。

お尻が痛いと、坐骨神経痛だから、腰が原因か?なんて思ったり、歩き過ぎかな?なんて思ったりするようです。

それにおいても、食べ過ぎや飲み過ぎで胃に負担がかかっていることが原因であることは珍しくありません。

頭痛も、生理痛も。

その背景にストレスが関わっていたりしますけどね。
ストレスがあるから食や酒に向かう。

悪循環をどう断ち切るか。

気持ちでなんとかしますか?
飲食を我慢しますか?

鍼しますか?


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by shinkyu--kaminari | 2018-02-16 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

漢方薬局から学んだこと

我々が行なっている鍼灸治療とともに、東洋医学といったらやはり「漢方薬」というものを思い浮かべるでしょう。

お腹の中に入れてアプローチするものと、体表からアプローチするものの違いはありますが、漢方薬の利点はやはり毎日身体に作用させることができることです。

もちろん家族に鍼灸師がいたり、毎日通院することができれば、鍼灸においても可能ですが、一般には難しいです。

ですから漢方薬をすすめることはあります。

先日漢方薬局に自ら行かれた方がいました。
生理痛があり、こちらに来れなかったため、病院に行ったら「桂枝茯苓丸」を出され、飲んで楽になり、僕の治療目的と近いため、それはこれから飲んでも大丈夫と伝えたところ、気になっている漢方薬局屋さんが近くにあるので行きたいということで。

問診し、舌を診る。
しかし、薬剤師では身体を触ることはできないので、患者さんに自分のお腹を押させて痛みや感覚を確認させたようです。

それに対し、今までそういうふうに自分で触ったことがなかったので、とても身体がわかりよかったとの感想でした。

なるほどなぁと感心しました。
僕は触ることで、患者さんもここが硬いとか理解していると勝手に思っていましたが、そんなことはないんですよね。

無理に押さないということを当たり前にしているわけですが、自分で押してみて気づけるものもいろいろあるわけです。

自分の身体を理解してもらうために、しっかりと触って感じてもらう。
必要なことだと思いました。

全ての人に行うわけではないですけどね。
取り入れていこうと思いました。


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by shinkyu--kaminari | 2018-02-02 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)