これは備忘録として

八会穴(はちえけつ)というものがあります。

『黄帝八十一難経』という古典の中の「四十五難」に記載されています。
腑会、臓会、筋会、髄会、血会、骨会、脈会、気会の八つです。

それぞれの気が集まるところの要所をひとつのツボにあてはめています。

表題の「筋会」は「陽陵泉(ようりょうせん)」というツボ。

足少陽胆経という経絡のツボで、膝の外側にある腓骨のでっぱったところの下に位置します。

筋会というくらいですから、筋の病んでいるときに使うという記載なのですが、ここ数ヶ月前まではあまり使うことがありませんでした。

しかし、やはり身体の使い方をつきつめていくと、ここの動きはないがしろにできません。ダイナミックには動かないんだけど、微妙に動いて重要な役割を果たすところ。そういうところに魅力を感じます(笑)

立位のときに、ここに力感を感じずに立てることは、バランスを見る上ではとても大事なところです。逆に言うと、ここに反応がなければ、負担なく身体を使えているとも言えるでしょう。

そんな視点でも見ていくとさらにおもしろさが尽きません(^ ^)

備忘録でした。


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by shinkyu--kaminari | 2015-02-28 19:00 | 備忘録 | Comments(0)

鼻血〜其の伍〜

今日で終わりにしましょう!

「鼻血」

鼻血が止まらないといって病院に行った場合ですと、鼻の奥の方の出血だとわかると、薬剤や、電気凝固メス、レーザーなどで血管を焼灼して固めることを行ないます。

やはり出血しすぎるのは問題なので、この方法をとることもありだと思います。
先日治療した方も、電車で自宅に戻り、そこでまた出血し止まらなくなったので、家族の方も心配して救急車を呼び、病院でレーザーによる止血をしました。

不安感も強くなりますからね。
応急処置として必要だと思います。

しかし、これで治ったのかというと、そうではありませんよね?
出てるから止めたのであって原因に対して処置したわけではありません。
結果に対して処置したのです。

ですからこのような場合は、再発しない状態に治療していくべきだと思います。

火が上がってその出どころが鼻だったから鼻血として出ましたが、そこが塞がっていたら、違うところから出血する可能性もあるわけです。
例えば脳だったり。

やみくもに心配する必要はありませんが、鼻血がでやすいとか、そういう状態は日頃から鍼治療を受けて身体を整えていた方がよいと思います。
子どもとか結構多いですからね。

もちろん鼻血の他にも手足など他の部位にも出血がある場合、血液の病気という場合もあります。術者としてもしっかり判断できるよう心がけています。


5回も続きましたが、鼻血は終わりにしたいと思います。
火をつくらないために、身体は穏やかでなくてもよいですが、心は穏やかに過ごしましょう(^ ^)
食べ飲みし過ぎずに。


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by shinkyu--kaminari | 2015-02-27 20:30 | いわゆる… | Comments(0)

鼻血〜其の四〜

今日も鼻血です(^^;;

鼻血には様々な要因があること、7つを挙げて、それの風寒、風熱、胃火、肝火と4つについて書きました。

今日は残りの3つ。

5.脾不統血
6.腎陰虚
7.陰竭陽脱

について書きます。

5.脾不統血
これはどういうことかというと、五臓の一つである「脾の臓」、胃とセットになり消化器系統に関わりますが、この働きに「統血作用」というものがあります。

血を中にとどめておく働きですね。
これがしっかりしていることで、脈外に血が溢れることがないわけです。
その働きが弱る、これを「脾虚(ひきょ)」と言いますが、そのために血が漏れ出てしまう。

ちょっとぶつけたくらいで内出血ができる方いらっしゃいますよね?
ひとつにその影響が考えられます。

6.腎陰虚
これは過労などで「腎の臓」の陰分が少なくなり、陰陽のバランスを崩して陽が相対的に過多となり、虚火(きょか)となって迫り鼻から血を出すものです。

胃火、肝火の場合は実火(じっか)ですが、これは身体が弱って発生した火であり虚火です。

ただ、虚があるために、火種が発生しやすかったり、火にならずに鬱滞しているものがこの時季にちょっとした突き上げを起こしやすかったりするので、二元的にわけられるものでもありません。

先日鼻血が止まらない方を治療しました。
肝火がメインですが、陰虚もある。
診断の根拠となるのは、脈、舌、気色です。
緊急で呼ばれて駅で診ましたが、止まって落ち着きよかったです(^ ^)


長くなりましたが、最後に
「7.陰竭陽脱」
大出血で危篤の状態。
字を読み解けば陰が尽きて陽が脱する。

これに関しては西洋医学の先生に任せます。
救急車が来るまでの間、できることはしますけどね。

次回耳鼻科で行なうレーザー治療などの止血に関して書き、鼻血の回を終えたいと思います。


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by shinkyu--kaminari | 2015-02-26 20:30 | いわゆる… | Comments(0)

鼻血〜其の参〜

続きいきます。

前回、鼻血にも要因は様々あること、そして「風寒欲解」といって風寒邪、いわゆるカゼを引いたときに、鼻血を出すことで治ろうとすることがあることを書きました。

そして邪気を受けることが要因としては、風寒ともう一つ風熱があります。
「2.風熱壅肺」による鼻血。

風熱の邪気に犯されたとき、身体の表面で邪気との闘いが起こるわけですが、闘いの中心は表面であるとともに上部です。臓腑で言えば肺ですね。
鼻は肺の竅ですから、風熱が肺をふさぐことで上にいった血が、竅をめぐって出ると鼻血となります。

基本的に出血は少量ですが、他の要因と合わさるとその限りではありません。
風熱の熱をのぞいて肺の働きを正常に戻す治療をします。

「3.胃火」と「4.肝火犯肺」
ともに「火」という文字が入りますが、身体の中で熱が盛んになったものや、鬱滞したものが「火」となって脈絡を灼傷し外に溢れるので、出血も多いです。

グツグツ煮ている鍋に空気が漏れない蓋をしているような状態ですね。

胃火は過度の飲酒や過食などで胃の熱が盛んになったもの。
肝火は欲求不満などで鬱滞しているものが煮えたぎって火となったもの。

胃の経絡は鼻へと繋がっていることから、もう一方は肝火が肺の竅を攻めることから鼻血となって出ていきます。

この時季いろいろなものが芽吹いてくる自然界がそうであるように、上へと向かう「肝の臓」の気が盛んになるので、肝火なんていうのはもろに影響を受けますし、他の要因もこの気の影響は受けやすくなるので、鼻血の方は増えますね。

そうならないように治療しておくというのも大事です。

次回は残りの3つについて書きます。


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by shinkyu--kaminari | 2015-02-25 20:30 | いわゆる… | Comments(0)

鼻血〜其の弐〜

昨日の続きいきます。

鼻血にも発生機序が様々あり、止血法はもちろん大事ですが、それだけでは止まりにくいものもあり、鍼が有効だという話をしました。

では東洋医学的にどういう要因があるのか?
『症状による 中医診断と治療』によると次の7つに分類されます。

1.風寒欲解
2.風熱壅肺
3.胃火
4.肝火犯肺
5.脾不統血
6.腎陰虚
7.陰竭陽脱

なにやら難しそうな感じになりましたね(^^;;

実はそんなに難しいことではありませんが、四角四面に分類するものでもありません。
それぞれが絡み合うこともありますので、Yes or No でこっちと単純にいかないことも多いです。

しかし、それぞれを理解することで、その鼻血がどういうことが要因なのか、要因は2つあるけどメインはこっちというのが、より明確になるようになります。

「1.風寒欲解」と「2.風熱壅肺」は、外感という外から風寒や風熱といった邪気を受けたことによって起こるものです。

風寒の邪気を受けた場合、基本としては発汗することで治っていきます。
それがうまくいかなかったり、発汗しすぎたり、足りなかったりした場合、病が進行していくことになります。

しかし、もともと汗をかきづらかったりした場合、鼻血が発汗がわりになることがあり、これを「紅汗(こうかん)」と呼んでいます。

一見病理のように見えて生理現象ですね。
結果解熱して、随伴している症状も消失し、出血も自然と止まるので、特別鍼において治療することはしませんが、鼻血のあとも緩解せず、風邪症状が残るようであればそれに対する治療をします。

続きは次回に。


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by shinkyu--kaminari | 2015-02-24 20:30 | いわゆる… | Comments(0)

鼻血

先日の続きからで「鼻血」について書きたいと思います。

一言に「鼻血」と言いましても、要因は様々です。

ぶつけてとか、他の人と接触してといった外傷で出ることもあれば、お風呂に入っていてたら〜っと出ること、怒りとともに突然出ることなどなど。

鼻をほじっていて傷つけて出る人もいますね。

鼻血は人生で一度も出たことがないなんていう人もいたりします。

しかし、鼻血を出している人に出くわしたことは、誰でも何回かはあるのではないでしょうか。

昔は上を向いて首の後ろをトントンしろと言われたものですが、現在そんなことはいいませんね。

小鼻を抑えて下を向く。

ということを小学生でも教わっております。

しかしですね、それで止まらないことは結構あります。

なぜならそこに原因がないことが多いからです。

ぶつけたわけでもないのに鼻血が出ているのは、結果的に鼻血が出ているわけで、鼻そのものがおかしいわけではありません。

そういう状態の人に対して鍼は効果的です。

次回鼻血の要因について書こうと思います。


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by shinkyu--kaminari | 2015-02-23 20:30 | いわゆる… | Comments(0)

井穴診(せいけつしん)

東洋医学的な診断法の一つに「井穴診」というものがあります。

「井穴(せいけつ)」というのが手足の経絡それぞれの末端にあり、それを診ることで診断をするわけです。

何を診断するか。

臓腑経絡の異常。急性期の疾患において、より反応が表れるので、それがどこの異常かを診断します。
また、逆にかなり古い病においても反応を示します。

先日の脱臼の方もしっかり反応が出ていました。

どういう反応かというと、動きの悪さ、圧痛、停滞感という感じです。

いろいろな診断法がありますが、それぞれに特長があり、どれかだけにする必要はないと思います。

急にお腹が痛くなったという場合でも、この診断は行ないます。

急に鼻血が出て止まらないとか。

春ですからね。鼻血でやすくなりますね。

それについてはまた今度。


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by shinkyu--kaminari | 2015-02-21 19:30 | 東洋医学 | Comments(0)

上達するということ

趣味でやっている阿波踊りがもうすぐまる9年になります。

見たことない人には想像しにくいと思いますが、踊り、ダンスですから、リズムにのり身体を動かすわけです。

となると、当然上手い下手があります。
腰を低く落として踵を浮かせリズムにのって手を出して踊る。

はじめはこの動きをするのがぎこちない。
上手くなるということは、一連の動作が無意識にできる、そういう無意識動作が増えることだと思います。

相手がいるスポーツでも同じですよね。
サッカーにしても、意識してこのフェイントを使おうと思っているところから、無意識に身体が動く。

じゃあそこから先はというと、相手をコントロールすることになると思います。

では踊りだと、無意識の先は何か。
リズムをより細かくとれ、細分化ができるということもありますが、

空間を広げる、ということではないかと考えています。

自分が使える空間を広げる。

踊りが大きく見える人というのは、そういうことができているのではないか。
まあ無意識といえば、これもその範疇ですが。

自分の身体の範囲だけではなくて、舞台で踊っているのであれば、その空間も使う。
その範囲を状況によって変える。
そんなことができたらおもしろいなと思います。

僕はもちろんそんなレベルではありませんが(^^;;

ただこれは鍼の世界にも通じることです。
鍼を刺すところだけでなく、より広いところが見える。

ただ刺せば効くというものではありません。



深く追求すると繋がっている世界がある。

阿波踊りと鍼も繋がっています。


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by shinkyu--kaminari | 2015-02-20 20:30 | 備忘録 | Comments(0)

雨水

二十四節気では立春も過ぎ今日から「雨水」(うすい)

雪から雨に降るものが変わる、そんな時季です。

去年の東京での大雪も立春の時季でした。

あの大雪の折にはかなり困った方もいたと思います。
僕も帰れない同僚を救うために、車で送ったことを覚えていますし、義父の居る白州が、陸の孤島となったことは忘れられません。

立春を過ぎ陽も高くなり、暖かくなってきていいのですが、雪が積もらずに終わってしまうのはどことなく悲しい。

2月の末でも3月でも雪は降ることはありますけどね。

一昨日も雪が降ったと思ったら、雨に変わっておりました。

「雨水」

どことなく物哀しい響きがありますが、昔の人は春が来る喜びの方が大きいから、そんな気持ちは含んでないでしょうね。

まあ僕はどの季節も好きだからいいんですけどね(笑)
いろいろ楽しいことだらけです!


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by shinkyu--kaminari | 2015-02-19 20:30 | 徒然に | Comments(0)

出産

先月友達が子どもを産みました。

破水したことにより予定より2ヶ月近く早い、緊急手術による出産。

1600グラムの未熟児ということですが、母子ともに無事で現在順調に育ち、今月末には退院できる予定です。

本当無事でなによりです。

このような状態で出産した場合、東洋医学で何か施すか。

おそらくまわりに病院も何もない状況でしたら施すでしょうね。
でも、ここは西洋医学に任せるべきだと思います。
あらゆるものに対応できますが、すべてを鍼灸東洋医学で施すことが目的ではありません。

目的は患者さんがよりよい状態になること。
そのために鍼灸東洋医学がよいと思うことはそうしますが、西洋医学で治療した方がよいと思ったときは素直に任せます。

そのために信頼できる医者をわかっておきたいと思います。

今回の出産の場合、僕らができることは、そうならないように施すことですね。
これに関しては鍼灸東洋医学の方が優れていると思います。

ただ、気をつけていただきたいのは、安産のためには三陰交にお灸をするのがいいと聞いたからといって、どういう状態かも診てもらわずに、自分の判断で「東洋医学っぽい」ことをすることです。

本で書いてあったとか、テレビで言っていたとか、誰かに聞いたとかで安易には行わない方がいいです。
大丈夫な場合も多々ありますが、逆効果の場合もあるからです。

出産に関して、これからいろいろ書いていこうと思います。


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by shinkyu--kaminari | 2015-02-18 20:30 | いわゆる… | Comments(0)