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抗生物質

僕は薬を飲むことはありませんが、飲もうとする人を無理には止めません。

痛みがきついときに、次回の鍼まで耐えてとは言わないです。

でも、それ飲む意味ある?という事象もあるのです。

抗生物質を結構服用する方いますが、あれはあれで、それが必要なときは素晴らしい能力を発揮します。

細菌が増殖するのを阻止する。

でも、それが何なのかしっかり把握していますか?

カビですよ。

ある科学者がブドウ球菌を入れた皿を放置して旅行に行って帰ってきたら、青緑色のカビがブドウ球菌培養液を汚染しているのを発見し、カビが細菌の成長を阻止しているのに気づいたことがキッカケで、様々なネットワークが入り込むことで、最終的に抗生物質に行きつくわけです。

これが戦争における、傷口からの感染症により死んでいく人を救うことにもなるし、第二次世界大戦の戦況に多大な影響を与えたことでも知られています。

それはそれで重要なことなのですが、何でもかんでも細菌によるわけではありませんし、衛生環境も違うから、抗生物質によってなんとかしなくても別状のないものはいくらでもあります。

意味なく飲むことによって起こるリスクもしっかりと理解してほしいと思います。

良いものをからだに入れているわけではないわけですから。


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# by shinkyu--kaminari | 2023-11-01 20:30 | いわゆる… | Comments(0)

痛いから、、、

エクササイズなどのある動きを指導するとき、普段使っている可動域より広げることをしてもらったり、普段やらないことをしてもらうため、「痛み」をともなうことがあります。

でもこれって、「痛い」という言葉表現をするだけで、主訴として感じているような痛みとは全く違うもので、簡単に言えば、からだが硬いから感じている痛みですね。

このとき、痛いからといってすぐにやめようとする人が少なくない。

これは子どもでもあります。

痛いけど、これができるようになったらからだが良くなりそう、と考えられたり、思える人は続けるし、家でもやったりする人が多い。

「構造改革には痛みをともなう」なんて言った方がいましたが、「痛み🟰不快🟰回避」ではなく、「痛み🟰発見🟰改善」というかたちで繋がってくれば、何かが起こったときの対処も違ってくると思うんですよね。

短絡的に回避するのではなく、なぜそこが問題なのか、それが改善したらどうなるのか、もちろんそうなるように話していくのですが、普段からの思考と繋がっているように思います。

もちろん回避することが必要なときもありますけどね。

僕はそんな無茶はさせません。


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# by shinkyu--kaminari | 2023-10-31 20:30 | 身体感覚 | Comments(0)

肉離れ

以前「脊柱管狭窄症」について、本来の意味ではあてはまらないけど、拡大解釈して診断されている場面が散見されるというようなことを書きました。

病院では診断名がつける必要があるので、そういう部分もあるのかとも思いますが、それによって早急にオペに踏み切っている場面もあるので、大いに疑問を感じるところ。

そんな中、「肉離れ」においても拡大解釈されていることを感じます。

これは、病院というより整骨院ですね。

直近でもありましたが、わりと多いです。

自分で勝手にそう思っている人も中には。。。

経験したことないけど、なんとなくこれがそうなんじゃないかと言ってたり。

筋挫傷という呼び方をし、筋肉が部分的に断裂した状態なので、程度により差はありますが、ひどいと陥凹した状態にもなり、大腿部や下腿部に頻発しますが、腹筋に起こることもあります。

脚だと走っているときなどに起こり、そのまま運動することは困難な状態です。

軽いものだと、その部位を圧迫するようなサポーターをして競技を続けたりできますが、慢性化しやすいし、最大パフォーマンスを発揮できなくなるので、すすめません。

筋緊張が強すぎて痛んでいるのを、肉離れと思っている人もいます。

慢性的に痛みがあるものが、肉離れに移行するということはまずありません。

肉離れは急激な外力によって、「あっ、やっちゃった、、、」となります。

「ブチッ」って切れる音がすることもあります。

それも鍼で対応できますが、ブチッとなったものがその場ですぐには治りません。

うごきやすいじょうたいにはなります。

肉離れでない過度な筋緊張によるものならば、その場で良くなることも珍しくありません。

その根底には精神的な緊張を伴っていることも珍しくないし、肉離れになるときも、そういう精神的な緊張がプラスされて起こったりします。

柔軟性の不足が原因になることは多いですが、それは肉体的なものだけでなく、精神的な柔軟性も含むのです。


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# by shinkyu--kaminari | 2023-10-30 22:30 | いわゆる… | Comments(0)

調子良い

「調子どうですか?」

言い方は多少違ったりしますが、来院されたとき、今日の状態を伺いますよね。

「かなり良くなりました!」

「〇〇は良くなったけど、今度はこっちが、、、」

など様々なリアクションを患者さんはしてきます。

「調子良いです!」

と言ってくる方も多いですが、この度合いは人によってマチマチです。

本当に何も問題がない人もいれば、もともと悪い状態が当たり前だったために、少し頭痛かったりするのも、なんとなく胃がもたれるのも、今までと比べたら「調子良い」ということになるわけです。

自分が目指すところが、健康体でなければ、こちらがあれやこれや言うのはお節介なわけですが、普通に問題なく過ごせて、体調に左右されずにやりたいことができる状態を目指すならば、それを「調子良い」とは思っても、もっと調子良くなることを目指してほしいのです。

ようは大病したり、病院通いすることなく、苦しまずに最後パタっと亡くなることが理想ですからね。

主訴が良くなっても来た方が良いと言うのはそのため。

数ヶ月に一度でも良いですしね。

症状いろいろあるけどなんとなく過ごせる状態というのは、予備軍を抱えているようなものですからね。

もちろん「ここが良くない、あそこも良くない、、、」と考えているより、「調子良い」と思えていた方が精神的には良いわけで、悪いところ探しはしなくていいのですが、それなりにある信号を無視しないでほしいということです。

本当に調子良いとはどういう状態か。

より良い状態を体験するとそのためにどうしたら良いかがわかるようになってきます。

結構心地よいものです。



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# by shinkyu--kaminari | 2023-10-28 20:30 | いわゆる… | Comments(0)

スイッチ

自分で制限しているように頸をかためている方いらっしゃいます。

僕が動かそうとするとブレーキがかかっているような感じで、スムーズに動かない。

この方どこかにいつもロックを外すポイントがあります。

まるで解除スイッチがあるように。

症状は同じような感じなんだけど、そのときによって効くツボが違う。

血虚が強いから太衝を選穴してフッと抜けるときもあれば、同じように反応があっても、あまり動かないことも。

そんなとき、気実としての合谷や後渓が効くことも。

そうかと思えば、そこでは動かず、胸部のツボである霊墟が著効なときも。

セオリー通りにいかないけど、それはやはり意味があると思います。

常と変。

それで片付けず、なぜそうなったか。

色々考えるとまた深いところが見えてくるようになります。

果てしなくておもしろい。


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# by shinkyu--kaminari | 2023-10-27 20:30 | いわゆる… | Comments(0)