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鍼と注射

比較するような対象ではないのですが、目の前にある本に注射器の写真が載っていたので、今日はそれについて書こうかなと。

「鍼は痛いですか?」という質問はよくあります。

そういう方は注射をイメージしている場合が多いですね。

「私、注射苦手なので、、、」という方。

もう鍼治療を受けるつもりでうちに来てるわけですけどね(笑)

でも、僕も注射は苦手です。
できることなら死ぬまで受けたくない。

鍼の専門学校時代に採血で、刺されたまま「ちょっと待って下さい!」と放置され、気持ち悪くなってから、かなり遠ざけるものになりました。

鍼は注射と違い、中が空洞ではないので、太さだけでなく形状も違います。
そして痛くないように刺すわけです。
でも専門学校時代は、同級生に鍼されることもとても苦手でした。

テストで僕に刺す友達は相当嫌がっていましたね。
やる前から皮膚が緊張するし、相手も緊張するから、余計に場が緊張するわけです。
刺すぞ刺すぞという気は相手を緊張させます。

ツボにも目があり、鍼先を向けられていると、ツボも皮膚も緊張します。
目に向かって鍼を突き出されたら嫌ですよね?
ですからツボには極力鍼は見せません。

全くの無痛かと言われると、そうではないときもあります。
しかし、目的は無痛で刺すことではなく、気の不通、不栄を治すことなので、痛みがあることが悪いわけではありません。

まあでも痛くない方がいいですよね。
それも含めよりよい鍼ができるよう日々精進しております。


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# by shinkyu--kaminari | 2014-10-11 20:30 | いわゆる… | Comments(0)

食欲の秋〜其の弐〜

昨日からの続きです。

食欲がないけど、食べたら意外と食べることができる。

そのような方もおります。

これをどのように考えるか。

「胃の腑」そのものは元気だということですね。

しかし、境界の部分で滞りがある。
そのため、境界を通り過ぎれば問題ないのです。

喉や膈(胸とお腹の境目)といったところ、この枢(とぼそ)に影響するのが「肝の臓」や「胆の腑」です。

ですから、ストレスや精神的な問題、緊張といったものに影響されるそれらの臓腑に異常が起こると、塞いだような感じを得ることがあるのです。

有形のものが塞いでいるわけではないので、画像を撮っても何も写りません。
気が塞いでいるわけです。

何となくそこにあるような感じ。

そういう気の病変を蔑ろにしないほうがいいです。


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# by shinkyu--kaminari | 2014-10-10 20:30 | 徒然に | Comments(0)

食欲の秋!

いろいろな美味しいものが出てくる時季であり、過ごしやすい気候で食欲が進む人は多いです。

しかし、食欲がないという人もいるのです。

あり過ぎる食欲を止めて欲しいという人もいますが、、、

問診票にも欄があるように、食欲があるかないかというのは大事なことであります。
最終的には生命に関わりますからね。

生きるために必要な行為であることに欲望がわかないというのは、普通の状態ではないわけです。

でも、必ず三食を食べないといけないということではありません。

一日一食を勧めている方もいますよね。
実際に実践して、その方が調子がいいという人もいます。
ただ、その一食に対して食欲があるということが前提ですね。

食欲というのは大事なのですが、その有無が生理現象か病理現象かというのを見極める必要があります。

例えば風邪を引いて、進行してある段階に入ると食欲がなくなります。
これは病理現象における生理現象なわけです。

風邪を治すことで食欲が出てくるわけですから、無理矢理食べさせるというのは悪化することになります。

食欲がないということの病理では、「脾の臓」「胃の腑」が疲労や飲食不節、他の病気で弱っていたり、状態や、ストレスなどにより「肝の臓」が「胃の腑」を攻撃して降ろす働きが上手くいかない状態などがあります。

また、食欲がないと言っても、食べたら食べられるという状態というのもありますね。

このことについては次回。



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# by shinkyu--kaminari | 2014-10-09 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

皆既月食2014

皆既月食2014_f0356588_23074422.jpg
僕は自然とともに様々な自然の変化を感じながら生きていきたいので、
皆既月食を観ることは、もちろん欠かすことはできません。
というわけで、
皆既月食、しっかりと見てきました。

皆既月食ということは満月、生体にはいつもとは違う何らかの変化は出ているんでしょう。
しかし、僕にはちょっとその変化はわかりませんでした(^^;;

あらかじめ自分の脈を診ておけばよかったと少しばかり後悔しています。

満月のときというのは気血が旺盛になります。
しからば、そのとき月食というのはどう影響するのか。

次回までちょっと長いですね。

このスカイツリーと月食というシチュエーションはテレビ局においても取材しやすいのでしょうね。

二つの局にインタビューされました。
運がよければ明日の朝登場すると思います。
ほんの少し。


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# by shinkyu--kaminari | 2014-10-08 22:20 | 徒然に | Comments(0)

原因と結果

世の中にはいろいろな疾病があるので、それを全て把握することはできていません。

では把握していないものに対して対応できないかというと、そうではありません。

東洋医学は病名に対して治療するわけではないからです。

腰の痛みとしびれを症状として訴えていた人が、ヘルニアかどうかは治療する上では関係ないのです。

最近みえられた患者さんで「馬尾神経腫瘍」で数年前にオペをした方がいました。

この神経はもちろん知っていたのですが、診断名としては初めて聞きました。

その病院での診断では、それが腰の痛みの原因ということでオペをしているわけですが、主治医からは、オペをしても痛みは残るということを言われたそうです。

このようなことって結構多いです。

ちょっと不自然ですよね。

原因ならば治っていいのです。

治っていないのならば、それは原因ではないということです。

原因というよりも寧ろ結果ですよね。腰痛も結果です。

画像によって探そうとすると、その中に答えを求めるので、実際は違うということになるのです。

結果に対してアプローチして痛みがなくなることもあるので全否定はしませんが、その場合原因がそのままなので、再発することも多いです。

ただいまその患者さんには原因に対して鍼でアプローチしております。

その原因を理解するためにしっかり問診をし、しっかりと身体を診させてもらうわけです。

その方いい感じですよ(^ ^)


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# by shinkyu--kaminari | 2014-10-07 20:30 | 初診 | Comments(0)