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鍼の勉強会のため今日は新幹線に乗り大阪へ。

ほぼ毎回なのですが、大阪に行くときは5時過ぎには起きなきゃならないのに、決まって寝るのが遅くなる。

昨日は友人宅で阿波踊りの踊りについて細かい擦り合わせ。
話していくと、曖昧になっていることがいろいろあることに気づき、ついつい遅くまで。

おかげで新幹線の中では爆睡でした(笑)

勉強会は実技あり、座学ありなのですが、ともに得るものはたっぷり。

これからやるべきことが明確になりました。

まだまだこだわりが足りないと自省。

刺鍼に対するこだわり。

脈に対するこだわり。


あっ、踊りもね(笑)
こだわり大事です。


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(一社)北辰会エキスパートコースin大阪_f0356588_16131425.png

# by shinkyu--kaminari | 2015-03-01 22:30 | 鍼の修行 | Comments(0)

これは備忘録として

八会穴(はちえけつ)というものがあります。

『黄帝八十一難経』という古典の中の「四十五難」に記載されています。
腑会、臓会、筋会、髄会、血会、骨会、脈会、気会の八つです。

それぞれの気が集まるところの要所をひとつのツボにあてはめています。

表題の「筋会」は「陽陵泉(ようりょうせん)」というツボ。

足少陽胆経という経絡のツボで、膝の外側にある腓骨のでっぱったところの下に位置します。

筋会というくらいですから、筋の病んでいるときに使うという記載なのですが、ここ数ヶ月前まではあまり使うことがありませんでした。

しかし、やはり身体の使い方をつきつめていくと、ここの動きはないがしろにできません。ダイナミックには動かないんだけど、微妙に動いて重要な役割を果たすところ。そういうところに魅力を感じます(笑)

立位のときに、ここに力感を感じずに立てることは、バランスを見る上ではとても大事なところです。逆に言うと、ここに反応がなければ、負担なく身体を使えているとも言えるでしょう。

そんな視点でも見ていくとさらにおもしろさが尽きません(^ ^)

備忘録でした。


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筋会(きんえ)というツボ_f0356588_16131425.png

# by shinkyu--kaminari | 2015-02-28 19:00 | 備忘録 | Comments(0)

鼻血〜其の伍〜

今日で終わりにしましょう!

「鼻血」

鼻血が止まらないといって病院に行った場合ですと、鼻の奥の方の出血だとわかると、薬剤や、電気凝固メス、レーザーなどで血管を焼灼して固めることを行ないます。

やはり出血しすぎるのは問題なので、この方法をとることもありだと思います。
先日治療した方も、電車で自宅に戻り、そこでまた出血し止まらなくなったので、家族の方も心配して救急車を呼び、病院でレーザーによる止血をしました。

不安感も強くなりますからね。
応急処置として必要だと思います。

しかし、これで治ったのかというと、そうではありませんよね?
出てるから止めたのであって原因に対して処置したわけではありません。
結果に対して処置したのです。

ですからこのような場合は、再発しない状態に治療していくべきだと思います。

火が上がってその出どころが鼻だったから鼻血として出ましたが、そこが塞がっていたら、違うところから出血する可能性もあるわけです。
例えば脳だったり。

やみくもに心配する必要はありませんが、鼻血がでやすいとか、そういう状態は日頃から鍼治療を受けて身体を整えていた方がよいと思います。
子どもとか結構多いですからね。

もちろん鼻血の他にも手足など他の部位にも出血がある場合、血液の病気という場合もあります。術者としてもしっかり判断できるよう心がけています。


5回も続きましたが、鼻血は終わりにしたいと思います。
火をつくらないために、身体は穏やかでなくてもよいですが、心は穏やかに過ごしましょう(^ ^)
食べ飲みし過ぎずに。


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鼻血〜其の伍〜_f0356588_16131425.png

# by shinkyu--kaminari | 2015-02-27 20:30 | いわゆる… | Comments(0)

鼻血〜其の四〜

今日も鼻血です(^^;;

鼻血には様々な要因があること、7つを挙げて、それの風寒、風熱、胃火、肝火と4つについて書きました。

今日は残りの3つ。

5.脾不統血
6.腎陰虚
7.陰竭陽脱

について書きます。

5.脾不統血
これはどういうことかというと、五臓の一つである「脾の臓」、胃とセットになり消化器系統に関わりますが、この働きに「統血作用」というものがあります。

血を中にとどめておく働きですね。
これがしっかりしていることで、脈外に血が溢れることがないわけです。
その働きが弱る、これを「脾虚(ひきょ)」と言いますが、そのために血が漏れ出てしまう。

ちょっとぶつけたくらいで内出血ができる方いらっしゃいますよね?
ひとつにその影響が考えられます。

6.腎陰虚
これは過労などで「腎の臓」の陰分が少なくなり、陰陽のバランスを崩して陽が相対的に過多となり、虚火(きょか)となって迫り鼻から血を出すものです。

胃火、肝火の場合は実火(じっか)ですが、これは身体が弱って発生した火であり虚火です。

ただ、虚があるために、火種が発生しやすかったり、火にならずに鬱滞しているものがこの時季にちょっとした突き上げを起こしやすかったりするので、二元的にわけられるものでもありません。

先日鼻血が止まらない方を治療しました。
肝火がメインですが、陰虚もある。
診断の根拠となるのは、脈、舌、気色です。
緊急で呼ばれて駅で診ましたが、止まって落ち着きよかったです(^ ^)


長くなりましたが、最後に
「7.陰竭陽脱」
大出血で危篤の状態。
字を読み解けば陰が尽きて陽が脱する。

これに関しては西洋医学の先生に任せます。
救急車が来るまでの間、できることはしますけどね。

次回耳鼻科で行なうレーザー治療などの止血に関して書き、鼻血の回を終えたいと思います。


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鼻血〜其の四〜_f0356588_16131425.png

# by shinkyu--kaminari | 2015-02-26 20:30 | いわゆる… | Comments(0)

鼻血〜其の参〜

続きいきます。

前回、鼻血にも要因は様々あること、そして「風寒欲解」といって風寒邪、いわゆるカゼを引いたときに、鼻血を出すことで治ろうとすることがあることを書きました。

そして邪気を受けることが要因としては、風寒ともう一つ風熱があります。
「2.風熱壅肺」による鼻血。

風熱の邪気に犯されたとき、身体の表面で邪気との闘いが起こるわけですが、闘いの中心は表面であるとともに上部です。臓腑で言えば肺ですね。
鼻は肺の竅ですから、風熱が肺をふさぐことで上にいった血が、竅をめぐって出ると鼻血となります。

基本的に出血は少量ですが、他の要因と合わさるとその限りではありません。
風熱の熱をのぞいて肺の働きを正常に戻す治療をします。

「3.胃火」と「4.肝火犯肺」
ともに「火」という文字が入りますが、身体の中で熱が盛んになったものや、鬱滞したものが「火」となって脈絡を灼傷し外に溢れるので、出血も多いです。

グツグツ煮ている鍋に空気が漏れない蓋をしているような状態ですね。

胃火は過度の飲酒や過食などで胃の熱が盛んになったもの。
肝火は欲求不満などで鬱滞しているものが煮えたぎって火となったもの。

胃の経絡は鼻へと繋がっていることから、もう一方は肝火が肺の竅を攻めることから鼻血となって出ていきます。

この時季いろいろなものが芽吹いてくる自然界がそうであるように、上へと向かう「肝の臓」の気が盛んになるので、肝火なんていうのはもろに影響を受けますし、他の要因もこの気の影響は受けやすくなるので、鼻血の方は増えますね。

そうならないように治療しておくというのも大事です。

次回は残りの3つについて書きます。


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# by shinkyu--kaminari | 2015-02-25 20:30 | いわゆる… | Comments(0)