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昨日は鍼灸の学会に参加してきました。

「日本鍼灸師会」

この会の会員ではありませんが、僕が所属する会の学術副部長が講演することになっていて、アウェイ感が大いにある中でどのような講演をするのか、また他の組織の先生の講演を聞くことで、自分の視野を広げるとともに、自分たちの立ち位置を再認識することを目的に。

認識したのは、鍼灸業界の他の様子をまるで知らなかったこと。。。

土日と2日間に渡って行われていて、僕が参加したのは日曜のみ。

日曜は9時から16時までまるまる参加していて、初っ端はYNSA(山元式新頭鍼療法)のイントロダクション講座。

この団体、全く知りませんでしたが、会員数は僕が所属している北辰会より多い。。。

なのですが、一療法、という感じですね。

創始者の感覚によって得られた治験から再現性を確証してシステム化したもので、症状を改善させたり、結果が出ていることは確かなようですが、論拠がなく、危うさを感じます。

でも興味深かった話もありました。

視神経へのアプローチという話の中で、精神疾患に対して、視野を広げるように♾️を様々な色で描く、という療法があるのですが、それで症状が落ち着くという臨床データがあるんですよね。

視野が狭くなる、というのは心のゆとりがなくなるわけですから、意図的に広げていくような動きをさせる、というのは普段の臨床でも応用できることがいろいろありそう。

パソコンに向かい合いっぱなし、なんていう人は、そういう時間をつくるだけでも違うでしょうし。

これから試したいですね〜。

この次の時間の講演が僕が所属する北辰会の副学術部長。

それは次回に。


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# by shinkyu--kaminari | 2025-10-06 22:00 | 鍼の修行 | Comments(0)

第79回浅草寺教養講座①

昨日昼休みの時間、当院の近くにある浅草寺福祉会館にて行われた、教養講座に参加してきました。

3週連続に渡って開かれ、今回の演題は

「日本の食はこれからどうなる?〜今私たちにできることは何か〜」

講師は鈴木宣弘先生

『世界で最初に飢えるのは日本』という著書を3年ほど前に出版していて、かなり興味深く読ませていただき、その先生の講演だということで、これは行かねば、と思ったわけです。

しかも無料。

浅草寺ありがとうございます。

かなり昼休みは慌ただしくなるんですけどね。

この日も15時からの患者さんを待たせてしまいました。

第1回の今回は「令和のコメ騒動」の真相

ということで、内部事情やら戦後のアメリカとの関係、そこから継続的に存在している属国のような存在としての振る舞いのもとに今があり、そこから目を背けさせるような報道をしている現状を伝えていました。

話を聞くと、じゃあどうしようもできないの?というところですが、題名には「私たちにできることは?」というフレーズがあるので、そこの考えを今後しっかり聞いていきたいと思います。



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# by shinkyu--kaminari | 2025-10-04 20:30 | 徒然に | Comments(0)

検索上の注意

検索すれば答えがすぐに見つかる。

そういう次元のことから、AIを利用して自分では何時間もかかるような煩わしいことも一瞬で片付いてしまう。

とても便利な世の中、という側面はありますが、やはり使いよう、それと使う場面、それらを適切に判断しないとかえってよくない状況になりうる危険もあります。

自分のからだにいつもと違う症状が出たり、何か出来物が現れたり、いろいろネットで検索する方いると思います。

自分が聞いたことのない有名人を調べるノリのように思うのですが、そんな簡単に答えが出るようなことではないですからね。

余計なものまで調べてしまい、勝手に不安を感じる方も多い。

何時間も調べて結局わからず、もやもやしてからだが違う不調を引き起こすこともあります。

その道の専門の人にまず聞いた方がいいです。

当院に通っているなら僕に聞いてください。

心配するようなことかどうか、大事なところはそこですよね。

また病院の場合、何科に行ったらわからない問題があると思うのですが、総合診療科に行くのは良いと思いますよ。

細分化して専門領域以外はノータッチの医師もいますが、それではしっかりと心身ともにあるひとりの身体を診ることは難しいという思いから、総合診療医という医師もいらっしゃって、総合診療科を設けている病院もあります。

そういう先生から、鍼灸が良いと思って紹介してくれることもありますし、連携の取りやすい分野です。

単なる身体への興味でいろいろ調べたりするのは良いですけどね。

結構不安感ばっかり増大させる人は多いので。

しかも調べたがる人はそういう人ですね。

それが全てではないので、ゆとりを持って臨んでいただければ。


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# by shinkyu--kaminari | 2025-10-03 20:30 | 徒然に | Comments(0)

誰がどこにいるか、、、

「この人がいると眠くなるんです。」

ある方の会社の中での話ですけどね。

寝起きはスッキリ起きれるし、電車の中でもそんなことにはならないけど、会社に行くと眠くなる。

会社が嫌なわけではない。

でも、自分の真後ろの席の人がいると眠くなる。

なぜでしょう?

ゆるむからか、停滞感が増すからか。

朝からスッキリ起きられる。これは気の停滞があまりないからということも言えるのですが、朝イチに僕が診るこの方は、頭の停滞感は結構あるんですよね。

真面目で気の張りがあるから、自然と朝しっかり目覚められる、ということもあるわけです。

スッキリ起きられるから停滞がない、とは言えない。

ゆるむから眠くなる、ということは現象としては考えられますが、他の人もいる中でその人存在だけでゆるむ、ということは有り得ないでしょう。

別段この方に好意も不快感も持っているわけではないようですが、存在感があるだけで、停滞感が強くなる場合もあります。

嫌な人とかだとそれが顕著になる人は少なくありません。

普段左に気の停滞をつくりやすい人が、かなりストレスに感じる人が右側の隣の席になったことで、しばらくして夜も眠れないくらいの脇の痛みを発症したなんてことも僕の臨床上あります。

病因病理を明確にする場合、そういう状況も考える必要が出てくるし、そのような風景が浮かべられると治療や養生指導も行いやすいです。

冒頭の人は気の停滞が増して、清陽を頭にもって来れなくなるわけです。


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# by shinkyu--kaminari | 2025-10-02 23:30 | 東洋医学 | Comments(0)

目の痒み

目にいつも負担をかけている方。

まぁ多くの人が負担をかけていますが、スマホで本を見ていて、夜中の方がその活動が活発になります。

それにより目が痒くなることも。

血虚によって起こっている感じですね。

痒くなるのも夜中。

今回は数日前から腰がぎっくり起こしそうという状態。

左腰。

顕著な反応は左の胃経。

パンパンにつまっています。

暴飲暴食をした覚えはないけど、最近揚げ物が多い。

そしていつも右目の方が痒くなるけど、最近は左。

しかも夕方一番痒くなるとのこと。

陽明胃経が旺気する時間ですね。

胃の問題で起こっている目の痒み。

左足の脛の部位に鍼。

腰が楽に。

診療時点では目の痒みはなかったから、この場で症状の確認はできませんが、上部に突き上げている反応は消失しました。

良くなるでしょう。

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# by shinkyu--kaminari | 2025-09-30 19:22 | 東洋医学 | Comments(0)