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前回、気には方向性があるという話をしました。
気は生体では動き続けております。
この運動形式を「気機」といい、全身の上下内外のあらゆる場所を休みなく巡っています。そしてそのあらゆる場所で「昇降出入」が行なわれているわけです。

では具体例をあげます。
ざっくりと。

東洋医学的にいうと肺の臓は降ろす方に向かう働きが強い。
そのため、風邪をひいて肺の降ろす働きがうまくいかなくなると昇る作用が強くなるため、咳という症状になってあらわれます。

また、肝の臓は昇る方向に向かう働きが強い。草木のように上へ横へ外へとのびやかに気を巡らせる働きが肝の臓にはあると考えられています。
ストレスなどでイライラし、これが過剰に働き過ぎると、肝の臓が肺の臓を攻めたり、胃の腑を攻めたりするわけです。

その結果、風邪でもないのに咳が出たり、ストレスで胃が痛いという状況にもなります。胃の腑は降ろす働きをしている状態が正しいのですが、逆に働くと嘔吐という状況になりますし、肝と胃のバランスが悪い人は乗り物酔いしやすくもなるわけです。

ざっくりと説明しましたが、これらを理解するには東洋医学的な臓腑に対する考えを理解しておく必要がありますよね。
ここで説明した「肝の臓」というのは西洋医学的な「肝臓」を含んでもいるのですが、だいぶ異なるのが既にわかると思います。

次回以降それぞれの臓腑についても述べていこうと思います。
なるべくわかりやすく。他の話もはさみながら。





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木には木の道、土には土の道_f0356588_16131425.png

by shinkyu--kaminari | 2014-07-14 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

病は気から

今日はよく耳にするこの言葉について。

「病気」の語源である「百病生於氣」(百病は氣より生ずる)というこの語は、
我々東洋医学を行っているものにはバイブルとも言える、「黄帝内経素問」という二千年以上前に書かれた本に記載されています。

語源を見ればわかると思いますが、たんに「気持ちから病気は起こるんだよ」という感じではありませんね。
もちろん、そういったことも含んでいるのですが、「気」に問題が起こると病になるということを言っているのです。
となると次に疑問が出てきますね。

「気」ってなに?

簡単にいうと、「身体の内外を流れる、目に見えないエネルギーみたいなもの」
その「気」が不足したり、滞ったり、
本来進むべきベクトル方向に行かなかったり(下に向かって行かなければならないものが上に行ってしまったり)すると病が起こるということなのです。

その原因となるものに、「気持ち」、つまり感情の過不足があったり、
睡眠や飲食の問題があったり、
気候の影響があったりするわけです。

いやーな気持ちになると、胸のあたりがもやもやとしてきませんか?
問題が解決するとスカッとしたり。

何となく伝わりますかね?

そして
その「気」の問題を解決するために鍼をするわけです。
道標や杖となるように。

紀元前にはすでに編纂され、二千年もの流れの中、今なお、英知の泉たる深淵なる東洋医学について、
今後、さらに細かいことについても、生活にそくしたわかりやすい言葉で話していこうと思いますので、わからないことがあったら、お気軽に聞いて下さい。

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病は気から_f0356588_16131425.png

by shinkyu--kaminari | 2014-06-26 23:16 | 東洋医学 | Comments(0)