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そろそろこのネタは終わりにしようと思いますので、あと少しお付き合い下さい。

前回、熱をためる行為、それをさばくことについて書かせていただきました。

そして汗をかくことで悪化する人もいると書いての
今回なわけですが、
もちろんおられるわけです。そのような方。

当然といえば当然です。
全ての人が同じわけがありません。

汗をうまくかくことが大切、とは言いましたが
気をつけなければならないのは、
そのことが不必要な場合と必要な場合があるということです。


汗をかくことで、

身体がスッキリして楽になり、
余分なもの(邪気)が排出できる、
内外の調和がうまくとれる人もいれば、

息切れしてしんどくなり
エネルギー(正気)がもれてしまうような人もいるわけです。

このように、汗をかくことによって逆にエネルギーがもれてしまうような人は
身体をフォローアップすることを優先します。
身体の状態からみると、汗をかいて熱を取り除くことが、優先すべきことのメインではないわけです。
こう言う状態の人にとって、この状態で汗をかく、ということはしない方がいい行為になります。

しかし、「汗をかくことで症状が悪化するという状況」という、一見、避けるべき状況であっても、
その人の身体がより治るためには必要なときもあります。

アトピーの方の場合、汗をかきにくいことが多いです。
汗を少しかくような行為をすると痒くなる。
痒くなるということは悪化の一因ととらえて汗をかくこと自体を避けがちですが、
汗をかくと皮膚の表層が暑くなり痒くなる、これは熱が皮膚表面に浮いてきた状態だと思ってください。
そこでやめないで、浮いた熱をしっかり出せると痒みがおさまってきて皮膚に潤いが出てきます。
そして症状も落ち着くわけです。


ある行為がなされて、その後どうなるかというのはとても重要なところです。

例えば「寝汗」という現象。
東洋医学では「盗汗」と書きますが、これそのものをよくないという人もいるようです。
しかし、
お酒を飲み過ぎた日にぐっしょりと寝汗をかいたりしませんか?
また、
眠っている子どもが枕をびっしょりと濡らすほど汗かいていたり。

よくない状態を現す寝汗もありますが、
生理現象の範囲の場合もあるわけです。

目安となるのは、その結果どうなったか?

こういう状態の人が
こういう状況に
こういうことを為すと
こういう現象が
こういう理由でおこる。

なぜそうなるのかというところまでの理論だけでなく、できうるかぎりの体表観察、弁証から方向性を組み立て、実際の結果をみてその経緯をきちんと理解できないと、
症状に振り回され治療にはなりません。

そういうことまでをふまえて

「汗をかけるといいですね。」
「この後汗がかけたら治りますよ。」

と僕は言っているんです。


「汗をうまくかく」に関してはひとまずこの辺で終わり。

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by shinkyu--kaminari | 2014-08-02 14:40 | 東洋医学 | Comments(0)

この季節の時事ネタなので、めずらしく連投します。
汗について。
前回、汗をうまくかくことの必要性について述べました。

熱をうまく身体から出せていればいいわけですが、うまく出せない人もいると言いました。

熱を放出するという行為は、主に、汗、大便、小便などによってなされます。
熱のある所在によって出しやすいところから出す。

だから、深いところにある熱だったら便で出した方が効率がよいわけです。
場合によっては嘔吐して出した方がいい場合もあります。

では熱をためないようにどうするか。
逆に言うと
どういう行為が熱をためるのか。

想像つきますよね?

まずは過食。
そして
食べ物としては脂っこいものや肉類。
ついでに言うと生姜、葱、韮、ニンニク、らっきょうなどは熱性のものなので、使い方を間違えると火に油を注ぐことになります。
そのため、身体を冷やすような素麺には生姜がついていたり、冷奴にも葱や生姜がついていますよね。
この場合はしっかりと冷やす、熱するというふたつの働きのバランスがよく考えられているわけです。

だからバランスよく食べた方がいいわけで、
特にその季節の旬のものは身体が欲しているものでもあります。
夏に西瓜、いいですよね。
でも、本来であればこれだけで冷ます働きがあるので、冷蔵庫で冷やすのは本当はよくありません。
おいしいですけどね(笑)
食事において熱に偏りやすい人は瓜類、海藻類などはしっかりと摂取するべきであります。

精神面における影響も大きいです。
イライラしていたり、心にわだかまりがあってフツフツしたものがあると熱化していくのです。
ストレスと単純に片付けてしまうと、ちょっと違うかもしれません。
嫌なことをしているわけじゃないんだけど、常に気持ちが張っている人、アンテナを張り巡らせている人もそんな状態になりやすい。

ではどんな状態がよいか。
のびのびとしている状態です。
あれやこれや考えず「恬淡虚無」というわだかまりなくさっぱりしている状態。

気持ちにバリヤーがあると皮膚にもバリヤーがはられます。
何も考えないわけじゃないですよ。
考えてもとらわれない。
とても大事なことです。


でも汗をかくと症状が悪化するという方いると思います。
だから汗をかきたくない。
そうしてた方が楽。

それに関しては次回ですね。


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by shinkyu--kaminari | 2014-08-01 13:30 | 東洋医学 | Comments(0)

「汗をかけるといいですね。」
「この後汗がかけたら治りますよ。」

【伝統鍼灸かみなり】では患者さんに対して僕がこう言うこと、よくあります。

治る過程において必要な生理現象だからです。

炎暑ということになるこの時期、身体の熱をいかに逃がすことができるかというのは、とても大事なことです。

しかし、汗を『しっかり』かくことができない人は結構います。

エアコンによって本来かくべき汗を閉じ込めてしまう人。
かいてはいるけど、漏れ出ているだけの人。
上半身にしか、さらには顔、頭にしか汗をかかない人。

僕はエアコンを使うこと自体は否定しません。もちろん、院内もエアコンは使用しています。しかし、何も汗をかけない状態にまでしなくてもいいですよね?
でも、そうしないと自分で身体の熱をうまく下げられなくて調子を崩してしまう人がいることも確か。

うまく付き合うのは意外に難しいと思います。

汗をかきましょう!で、かける人はいいのですが、すんなりかけない人もいます。
身体の内外の循環がうまくいってないわけです。

一般に身体が熱傾向にある人ほど暑い夏はこたえます。
しかし、冷え症で夏がしんどいという人もいます。
この場合、大まかに言うと、熱のバランスが悪いために冷え症という状態になっている人と、身体そのものが弱っているために暑いのも寒いのもダメという人がいるわけです。

また子どもは陽が強く熱に偏りやすいですけど、いっぱい動いて汗を出して発散しているわけです。
だから、発散できていれば大丈夫ですが、スナック菓子を多く食べて体内が熱化しているのに、エアコンによって身体の外側を冷やし熱が発散しにくい状態を作っていると、汗も出しにくく熱中症になりやすいと言えます。

身体は温めないとダメというような本も出ていますが、過剰に熱をもっている人もいるわけです。
皮膚が冷たい=冷え、というわけではありません。
熱がこもっている場合もあります。
多面的にみて判断することが必要です。

体内の熱をためないようにどうするか。
食べ物だけではありません。
精神的な問題もあります。

続きは次回かな。




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by shinkyu--kaminari | 2014-07-31 07:55 | 東洋医学 | Comments(0)