麺類

金元四大家のひとり「李東垣」先生の著した『脾胃論』の「脾胃将理法」というところに

「湿麺は切に禁ずべし。之を食いて快を覚ゆる如きは、禁ずること勿れ」

ということが書かれてあります。

今も昔も麺類好きというのは多いようです。

脾胃に負担が強く、湿痰を形成しやすい。
ですから戒めているわけですが、食べて快調になる人は禁じなくてもよいと。

危険な解釈をされやすそうですね。

自分の状態がしっかりわかることが前提ですけどね。
おそらく昔の人の方が、からだの内側に対する感覚は優れていたと思います。

今のようにパソコンやスマホ、テレビなどで外的刺激に夢中になったりはしませんからね。

でも、麺類に限らず、食べてどうか、自分にとってどうなのかということを感じるのは大事だと思います。

いくらいいと言われているものでも、人によって受けつけないものってありますからね。

だから、嫌いなものを無理に食べさせることには同調できません。

かといって、好きなものを欲望に任せて食べるのも反対です。

「欲」がやはり関わりますからね。

気持ちを満たすために多く食べてしまうことになります。

自分の内側と会話しながら食べる。

そういうふうに食べると、からだが「快」を感じているかわかるでしょう。

締めにラーメン。
絶対おかしいですから!


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by shinkyu--kaminari | 2018-08-23 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

食べ過ぎによって身体を悪くしている場合、普通に考えたらそれをやめればいいわけですよね。

でも、場合によっては回避しづらいこともあります。

仕事の関係で、会食でがっつりコース料理を食べる必要があったり、上司にお金を払ってもらって飲み食いしていて、勧められているものを断れなかったり。

そういう環境でも、「身体を悪くしますので」とハッキリ言える人はなかなかいないですよね。とくに若いと。

じゃあ仕方ないと諦めるか。

それならば、食べ過ぎてもうまくさばける身体にしていくことを考えます。

理想論は理想論として、その人にあった対策を考えるないと、意味がないですからね。

停滞しやすい身体をめぐりやすい状態にする。

そのためのことを日々してもらう。

ベストがだめならベターを考える。

でもそういう妥協をできない状況もあります。

全ては臨機応変に。


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by shinkyu--kaminari | 2018-06-07 20:30 | 鍼の修行 | Comments(0)

魚の目の治療

「魚の目」

足の裏にできる角質層の異常で、鶏眼(けいがん)とも言います。

その名の通り、単なる固くなったものではなく、中心部に眼のような芯があります。
これが歩くときなど地面に当たると痛いのです。

結構足の第二趾の裏にできることが多く、胃の問題で出ることが多いのですが、歩き方、使い方でなることも多いように思っています。

まぁその部位における気血のめぐりが悪くなっているわけです。

ですからそれを改善していくことでよくなっていくのですが、足趾が変形などして変え難い場合もあります。

その場合どうするか?

お灸します。

魚の目の局所に。

根気良く何壮も据えます。

局所治療を頑なにやらないと思われているかもしれませんが、やる必要があるときは迷いなくやります。

痛いところと違うところに鍼したり灸したりするのは、その方が身体がよくなり治るからです。

ポリシーのためではありません。

局所をやるときは、その方がいいからです。

魚の目にお灸。

昔からやられていることです。

それしかなかったとも言えるけど、続いているということは効果があったということ。

痛みをかばって歩き方がおかしいと悪循環にもなりますからね。

熱いと怖がっている方、大丈夫です。
ひどい魚の目は熱さ感じませんから。

それにお灸は根性焼きではありません。

通常やるお灸は気持ちいいですよ。



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by shinkyu--kaminari | 2018-05-09 20:30 | 鍼の修行 | Comments(0)

人体実験中

ちまたに出ているいろいろな健康法。

それを全てやるのは現実的じゃないし、別に健康オタクなわけではないのでしませんが、これをやるとどうなるのだろう、という興味を持てたものは実験します。

その実験結果を何によって判断するか。

調子がいい、悪い、便の状態、尿の状態、睡眠、様々ありますが、鍼灸師であるならば、自覚症状だけでなく、体表所見によって判断したい。

今回の人体実験、いい症状、悪い症状あるのですが、食事を抜いていて、足りていないことによる症状と思わしきものもあるのですが、「脾の臓」に関わるツボの「虚」していたところが埋まってきています。

「脾」は飲食の消化に関わるところ。

虚は埋まってきていますが、停滞感があります。

脾虚から脾気気滞になっている状態でしょうかね。

なかなか興味深い反応です。


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by shinkyu--kaminari | 2018-05-02 20:30 | 備忘録 | Comments(0)

僕もやりはじめたばかりですけど、食事の回数を減らしたり、ある特定のものを食べないということをしたりして、「食べない」という健康法がよく取り上げられます。

そういうことに関して「専門家」と呼ばれる人が警鐘を鳴らしたりしていますが、拘泥せずにまずやってみるという精神で僕はやっています。

また余計な飲食によって身体を悪くしている人もいるので、そういう人に対しては、食事制限を提案することもあります。

誰でも彼でもにはしないですよ。

そういうときに
「以前食べられなかったときがあって、朝食も食べずに、お昼もあまり食べてない頃がありましたけど、体調はよくなかったです。」

と言ってきた方がいました。

どう思われますか?

食事を食べてないということでは一緒ですが、食べられるけど食べないことを選んでいるのと、食べたくても食べられないのでは大きく違いますよね。

これは病的に食べられないわけです。

脾胃の機能が弱っていたり、脾胃の機能がうまく働かない状態になっていたりで、食欲がわかない。

でもこの方は食べられる状態になって、お昼ご飯の後、仕事していて眠くなってしまうことを解決したいと思っています。主訴じゃないですけどね。

気滞が強くてめぐらない状態をめぐるように治療することはもちろんなんですけど、甘いものを控えたり、食べないということを試しにしてみるように提案しても断固拒否します。

一度やってみてどうかと実験してみてもいいと思うんですけどね。
もともと脾胃の昇降機能に問題が出やすいわけですから、食べられる状態になっているところで敢えて食べないということをする。

それができる状態になっています。

「いや、絶対無理です。」

とその方は言います。

やってみなきゃわからんです。
何事も。

強制はしないので、すべては本人任せですけどね。

柔軟にいきましょう。
食べようと思ったら食べられるわけですから。


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by shinkyu--kaminari | 2018-04-28 19:30 | いわゆる… | Comments(0)

口が甘い

以前歯医者に通ったとき、二つ隣の患者さんが、

「先生口が甘く感じるんだけど、何ででしょうか?」

と聞いていました。
先生は
「甘くですか?聞いたことないですね〜」

と答えていましたが、聞きながら、脾胃には絶対問題ある人だろうなぁ、と思っていたところ、その後の衛生士との会話では、柿の種のいろいろなバージョンについて盛り上がっていました。

「この人はそこを変えなきゃだめそうですよ。」
と言いたかったですけどね。。。

東洋医学では口が甘く感じるのを「口甜(こうてん)」とよんでいます。

虚実ともにありますが、いずれにせよ「熱」が関与すると。
消化器系統に大きく関与する「脾の臓」の「熱」

甘いものを食べているという自覚があれば、甘いものの食べすぎかな?と思うのでしょうが、せんべいなどのお菓子は違うと認識している方が多いみたいで、、、

でも、穀物ですし、甘味ですよ。

まぁ甘味の食べすぎでなくても、食べすぎによって内熱が高まり、脾胃において湿がさばけず、湿熱を形成し、穀物の気と結びつき上に上がって「口甜」となることもあるわけです。

年齢関係なく食べすぎている人は多いですね。

気をつけましょう!



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by shinkyu--kaminari | 2018-04-02 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

足太陰経脈病症

経絡ということばがよく用いられますが、正確には経絡は経脈と絡脈というものに別れます。

臓腑に関連した流れなので、足の太陰経脈と言ったら、脾の臓の経脈を指します。
内側では臓腑に繋がるのですが、外側では体表部位を流れています。
絡脈というのはその経脈を他と繋ぐ役割を果たします。
それによって身体中隅々まで気血を行き渡らせることができるわけです。

表題はそれの病症。

こんなことが書かれてあります。

“是動則病舌本強.食則嘔.胃脘痛腹脹善噫.得後與氣則快然如衰.身體皆重.
是主脾所生病者.舌本痛.體不能動搖.食不下.煩心.心下急痛.溏.瘕.泄.水閉.
黄疸.不能臥.強立.股膝内腫厥.足大指不用.”

「脾の経脈が病むと、舌が強ばりやすくなり、食べると空えずきし、胃が痛み腹が脹ってよくゲップが出る。大便やオナラが出ると、不快感が除かれ症状が減る。身体全体が重くなる。
脾の臓が病むと、舌の根本が痛んだり、身体が動かしにくくなったり、食べたものがつかえて下に降りていかなくなったりする。胸苦しさや、鳩尾あたりに不快感を感じたり、その辺りが急に強張って痛むこともある。大便が稀薄になったり、腹部に塊ができたり、下痢になったりもする。小便が出にくくなったり、黄疸を起こしたり、不快感で横になることがしづらくなる。無理に立とうとすると膝の内側が腫れて引きつってきたり、足の親指が動かしにくくなったりもする。」

一度に全部が起こるわけじゃないですよ。いろいろな症状が出る可能性があるわけです。

ストレスによって起こっていると思っていたものが、それによる食べ過ぎで脾をいためていたなんていうことはよくあります。

ちょっと気になったので、確認のため読み直してみました。


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by shinkyu--kaminari | 2018-03-06 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

脾湿肝鬱証

昨日の勉強会で実ははじめて耳にしたことばです。

ことばからすぐに意味は推測でき、普段の臨床でも、そういう状態と認識し、そのような治療はしていても、ことばとして持ち合わせていませんでした。

「湿困脾胃の経過が長期化し、肝の疏泄機能に影響して起こる症候」

「湿困脾胃」と「肝気鬱結」が同時に存在し、肝脾同病のひとつ。

要は食べすぎなどによって脾胃に負担がかかり、それによって肝のスムーズに気血水を通じさせる働きに影響を及ぼすということです。

ふつうにあります。

肝脾同病だけで片付けていましたが、しっかりと語句を細かく整理して運用せねばなぁと反省しております。

肝脾同病は他にもありますからね。


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by shinkyu--kaminari | 2018-01-29 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

生理と病理

お腹がすくから食べる。
喉が渇くから飲む。
眠いから眠る。

身体が信号を送り、それに対して行動する。

こういった生理現象でも全て正しい信号とは限りません。

食べても食べてもお腹がすく。
飲んでもやたら喉が渇く。
寝ても寝ても眠い。

これは病理現象の可能性が強いです。

個人差というものはあります。
それを見極めるのはいかにその人を理解するか。
そして生理病理を事細かに理解しているか。

どんどん掘り下げられるところは掘り下げないと、確かな理解は得られません。


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by shinkyu--kaminari | 2017-08-17 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

状況に応じる

「肝の臓」に問題がある人、「脾の臓」に問題がある人、「肺の臓」に問題がある人、「腎の臓」に問題がある人、「心の臓」に問題がある人。

五臓のうちでどこが一番問題か、といったときに、明確にこれと言える場合もあれば、ふたつ同等くらいにある場合もあるし、同等でなくても三つが絡んでいる場合もあります。

そしてそれは生活の様々な要因によって変わることもあるし、自然界の状況によっても変わることもあります。

今日は自然の状況を受けやすい日でした。

「肝の臓」がもともとメインだけど、今日は「脾の臓」にアプローチした方がいいという。

湿気が強くなって、もともと「脾の臓」の弱りがあり、身体の余分な水分をさばきづらくなる。

その中でも「肝の臓」が変わらずにメインだという人ももちろんいるわけです。

人それぞれ。

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by shinkyu--kaminari | 2017-05-31 21:30 | 東洋医学 | Comments(0)