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短絡的に考えず

膝が痛いと言って来院してきた初診の方。

山登りを本格的にやる方で、登山中に痛くなったとのこと。

ここ数年毎年。

本格的にするようになってから。

泊まりで行く荷物などが重い時期に痛くなる。

明らかにそれが原因と思われますが、それを鵜呑みにせず、裏付けをとり、七情の問題なども聞いていきます。

デスクワークをやっていて、もともと運動はしていない方。

緊張強いにより、股関節が広がりづらい。

肝経の緊張。

こういう方に負荷をかけると、膝に問題は生じやすい。

単なる使い過ぎで済ましてはよくないですね。

いっぱい使ったって痛まない人は痛まない。

その人はなぜ痛くなったのか。

そこをしっかり考えます。

短絡的に考えず。


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by shinkyu--kaminari | 2019-08-24 19:30 | 初診 | Comments(0)

ひとつの治療で、、、

何度か触れていると思いますが、東洋医学の考え方に、「異病同治」「同病異治」というものがあります。

異なる病であっても、もととなっている原因が同じであれば、同じ治療。同じ病気であっても、原因が異なれば違う治療をするということです。

ですから、ある人が、あれもこれもいろいろ困っている症状があるといっても、ひとつの治療で二つ三つ、四つといろいろ症状がよくなるなんてことはよくあります。

右肩が痛いと言って来院した患者さん。

思いっきり手をついたことがきっかけだけど、日に日に肩が痛くなって困るということでした。

他にも症状はあって下痢もしょっちゅうだから、これもなんとかしたいと。

でもとにかく肩。

先に良くなったのは下痢でした(^^;;

そういうことあります。

程度は下痢の方が軽いんです。
臓腑ですけどね。

日頃の負担の掛け方の問題として。

肩も改善していますけどね。
順序があります。

痛みだけとってくれ!

患者さんはそう言いますけどね。

そんな単純なものではありません。

治すんです。


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by shinkyu--kaminari | 2019-07-31 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

痛い=整形外科?

「肩が突然痛くなったので、整形外科に行ったら骨には異常ないって言われ、炎症を起こしているから湿布を貼っておいてと言われました。」

こういう方珍しくはないのですが、これがスタンダードなのでしょうかね?

「突然痛くなった」理由が、何かしらの外力がかかったということならば、骨に異常はないか、と不安になっておかしくはないと思うのですが、ふつうに過ごしていて、急に痛くなった場合、いきなり骨に問題が生じたとは考えにくいですよね?

接骨院では超音波で診たりするところがあり、これは軟部組織までしっかり診れるので、有意性は非常にあると思います。

よく接骨院は東洋医学のひとつに考えられていますが、診断する上で用いている医学は西洋医学です。医者ではありませんがね。

僕は何も西洋医学を否定しているわけではなく、意味のない診断をしてさもしっかりしているかのように振る舞っていることに疑問を感じているだけです。

レントゲンを撮って、炎症があるって、そんなことわかりませんよ。

「痛い=炎症」という式を提示しているだけですからね。

今日右膝が痛くて歩けない3歳の女の子を診ました。

ひと月半くらいあいていますが、普段診ている子です。

最近のストレスが影響している様子。
しかもトイレトレーニングのストレスもあり。

停滞している流れを整えて、あとはオシッコやウンチがスッキリ出れば自然と治っていくという状態だと判断しました。

朝治療して園に行ったけど、痛くて泣いていると連絡があり、家に引き取ったとのことでしたが、しばらくしてウンチが2回出て、つけなかった足がつけるようになりました。

でも引き取ったときに園から言われたのは、整形外科でレントゲンを撮ってもらってください、とのこと。。。

必要ですか?
3歳に!

骨肉腫とかを疑うのかな?

でも安静時に痛みはないし。

連れて行かなきゃ虐待とか言われたりもするみたいで。。。

もうだいぶ良くなったから、多分行っていないとは思うんですけどね。

整形外科が適応しない痛みって結構あるんですよ。

鍼でいっぱい治してもっと知ってもらわないとですね。

レントゲンだって身体に良くはないですからね。

痛い=整形外科という短絡的な考えに「待った」をかけたい。


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by shinkyu--kaminari | 2019-07-16 20:30 | 徒然に | Comments(0)

「曲池」というツボ

手の陽明大腸経という経絡。

この流れで有名なツボとして「合谷(ごうこく)」がありますが、肘の窪みのところに「曲池(きょくち)」というツボがあります。

手のひらを前に向けたときに肘を曲げると、外側にシワができますよね。
そのシワを辿って骨に当たる手前の窪みにとります。

この場所は手のひらを合わせて肘も合わせると、外側に位置します。
腕も身体の縮小版と考えると、手が頭の方で肘は腰あたり。
そして「曲池」は股関節あたりに相当するので、股関節の問題に反応として出てくるし、治療点にもなります。

機械的に使っても効くわけではないのですが、反応が出ているとすこぶる効果があるところです。

また、脚と腕というのは、やはり対応しているので、肩関節は股関節と、肘関節は膝関節と関連することも多いです。

ですから、「曲池」の鍼で、膝の問題も解決できたりします。

なかなか探ると興味深いところです。

十三鬼穴の一つですし。

別名「鬼臣」

要チェックです。



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by shinkyu--kaminari | 2019-07-03 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

信じるとともに疑う

先日の「経穴解説」の講義のときに

「やった鍼が効かなかったら、それは自分のなにかが間違っていると思ってください」

ということを言いました。

弁証したことが間違っていたか、選穴が間違っていたか、刺鍼が正確に行われなかったか。

「経穴解説」にこういう効果があると書いてあったけど、それが違っているという考えではよくない、ということなのですが、捉え方によっては、盲目的に書かれてあることを信じろ、ということに受け取られかねない、と思いました。

本を書かれた、師匠である蓮風先生の言っていることは、臨床における真実で、それは疑いのないことなのですが、本当にそうなのか、という視点は大事です。

そして蓮風先生自身も、常に疑え、というようなことをおっしゃいます。

これは陰陽ですね。

片方のみ、という考え方ではよくない。
逆の視点、違う視点もあるし、違う捉え方もあるわけです。

ただ本に書いてあるから、という視点だけでは脆弱です。

より理解を深めるために一歩進めて勉強する。

疑うことは学ぶ動機付けの活力になります。

信じるとともに疑う。

大事なことだと思います。


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by shinkyu--kaminari | 2019-07-01 20:30 | 鍼の修行 | Comments(0)

先日鍼の勉強会で行った講義に対するアンケートの集計が出ました。

書いてあることを素直に受けとめれば、概ね好評で、臨床の話をふんだんに入れたことが良かったようです。

あまり通常鍼灸院では見ないような症例も話しましたからね。

火傷やら、脱臼やら、顔面にボールが当たって目がぼやける症状やら。

バラエティーに富んでいたと思います。

その中で気になった感想がありました。

「経穴学は古典へではなく蓮風先生の考えをベースに進めていくという内容にやや驚きました」

というところ。

そういうように受けとめるんだなぁ、と思いました。

蓮風先生は古典を非常に大事にして、その考えをもとに一穴でもって治療することで、その真偽やよりよいものを追求してきたわけで、単に古典に拘泥することはせず、臨床古典学という臨床の中の実践をもとに理論づけています。

単に「古典にこう書いてある」という本じゃないところに「経穴解説」という本の凄さがあるわけで、そういうことを伝えたつもりでいましたが、僕の力不足ですね。伝わっていなかったようです。

みんなに理解してもらうというのは難しいですね。

学生のときの国語のテストでもわかるように、書かれてあるものでも解釈は人それぞれですからね。

みんなが同じようには解釈しません。

でも、諦めたら終わりですからね。

少しでも多くの人が同じように理解できるよう努めていきたいと思います。


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by shinkyu--kaminari | 2019-06-28 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

答えは身体が知っている

ある特定の日から調子が悪くなった。

そういうことはよくあると思います。

でも何か特別思い当たる節がない。

治療する側からすると、そう言われることもよくあります。

いいろいろな角度から尋ねると、原因に辿り着くこともありますが、イマイチ不明確なこともあります。

問診をして核心に迫ることも大事ですが、問診では出づらいこともあります。

そんなときは、身体に尋ねるしかありません。

どこに負担をかけているのか、身体が教えてくれます。

大したストレスはないといっても、ことあるごとにいろいろ考える人は知らず知らずに負担をかけています。

そういう中で、気候の変化をきっかけに症状が出ることもあります。

雨の日に調子が悪くなった。

湿邪が影響しているかと思うと、舌も脈もそんな様子ではない。

気の停滞が強くなり、上に突き上げた状態。

手に鍼を一本入れると、フッと緩む。

頭スッキリ。

主訴はめまい。


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by shinkyu--kaminari | 2019-06-26 20:30 | 鍼の修行 | Comments(0)

日曜は講義

ここ何年かはほぼ年一回ですが、それが今週末に迫ってきました。

講義です。

鍼の勉強会で、1時間ほど喋ります。

以前は2時間近くのコマもやっていたことを考えると、負担が減ったようにも思うのですが、準備などは時間がかかっちゃいますね。

時間の使い方が下手だなぁと思います。

前みたいに当日の朝出来上がるということはなくなりましたが、1週間前を切っているというのは、いいことじゃないですね。

今回話す内容は「経穴解説」(肺・大腸・胃)

僕自身の臨床内容を豊富に盛り込んで話す予定です。

いらっしゃる方、楽しみにしていてください。

PPTをつくる技術は相変わらず拙いですが、何とか喋りでフォローしたいと思います。



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by shinkyu--kaminari | 2019-06-18 23:30 | 鍼の修行 | Comments(0)

本も一度読んで二度と読まない本、何度も繰り返し読む本、何年か経って読むということを繰り返す本というのがあると思います。

今回ある程度繰り返して読まなきゃならない本を、誤って何年か経ってから読む本にしちゃっていました。

書かれてあることを掘り下げて読むことをしなくては本当の理解はできない本。

掘り下げると楽しいことが盛りだくさんでした。


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by shinkyu--kaminari | 2019-05-30 23:30 | 鍼の修行 | Comments(0)

母指と示指

自分が体表観察をする上で、特に気をつけるというか、注意を払う必要があるのが、母指と示指だと思っています。

手のひら全体を使って広く診るから、全て大事ではあるんですけどね。

でも、母指と示指というのは、人間がより人間であることを意味しているところだと思っています。

対立運動、人の手の形が今の状態である理由の握って砕く動作の中心となるところ。

赤ちゃんのときは握る動きは手全体でしているように思います。
握るためには小指は大事なのですが、母指の果たす役割が強くなってきます。
必要以上に。

この「必要以上に」というのが体表観察をする上では余計です。
極力自然な状態で、手をフラットにするには、母指と示指も自然である必要があり、それはあまり「人間」を主張していない方がいいと思っています。

鍼を刺入するのも、我々は管鍼法という「トントントン」と叩いて入れることはせず、母指と示指で把持して直接刺入します。

このとき、母指と示指の経気の流れがうまくいっていないと、しっかりと気の去来を感じ取れません。

自分の合谷をいい状態にすることが大事ですね。


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by shinkyu--kaminari | 2019-05-29 23:30 | 鍼の修行 | Comments(0)