病が浮くということ

治療をする上で大事なことのひとつに「病を浮かせる」ということがあります。

どういうことかというと、病は古くなってくると、また進行してくると、身体の内部に沈んでいく傾向があるのです。

ツボも沈んでいきます。

わかりやすい例でいうと、肩こりが酷くなって、マッサージに行っても、かなり強く、しかも奥深くまで押さないと効かないなんていう方聞いたことありませんか?

マッサージそのものを否定はしないのですが、こういうやり方は否定します。
その場しのぎでしかも結果的に悪くなっていきます。

奥深くにいっているものを、表面まで浮かせていくように治療する。
このことが必要なのです。

感情面でも同じことが言えます。

昔あったことがトラウマになっているような場合、そしてその感情を心の奥深くにしまいこんでいる場合、治療して浮いてくると、その感情が蘇ってきたりします。

これにどう向かっていくか。
浮いてきてそれが現れるということは、その処理の仕方がよくなかったのでしょう。

では今度はどうするか。

対処する試練ですね。

そこを乗り越えることができたらレベルアップしますよね。

心身一如。

治療をするというのは奥深い。


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by shinkyu--kaminari | 2019-01-08 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

ミスのできない仕事?

こういうこと言う患者さんいます。

「ミスできないので、ずっと緊張しっぱなしなんですよ。仕事変えなきゃ治らないですね。」

たぶんこの方は仕事を変えてもあまり変わらないかと思います。

まぁ本当に緊張感のない仕事ならば違うのでしょうが。

僕らの仕事もミスはできません。

ミスをしたら患者さんが悪化して困るか、治療が効果なく次から来ないか、ここはよくないという評価を受けるか。

でもそんなことを考えて治療はしていません。

よくなることを考えて治療をしています。

そしてこの鍼でこうしてやろうととか、邪念は極力捨てて。

身体も診るんですけど、診ようとしない。

「ミスをしたら、、、」と思っちゃう人は、そんな気持ちで仕事に取り組めたらいいのではないのでしょうか。

必要以上にプレッシャーに感じている自分をもっと楽にしてあげてください。


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by shinkyu--kaminari | 2018-12-29 19:30 | いわゆる… | Comments(0)

27年ぶりの再会

世の中便利なもので、何年も会っていない人でもSNSを通して再会し、ふつうに会話しているようにやりとりができます。
そして顔の変化も理解していたりします。

久し振りに会ってもそれが何年も会っていなかったことなんて忘れてしまいます。

今日初診できたのは、中学のときの海外派遣のメンバー。

中学2年生以来の再会で、27年ぶりです!

症状はギックリ腰。

久し振りの再会がギックリ腰って、まぁないと思いますが、体裁を気にせず信じて来院してくれたことをありがたく思いました。

「今度行くね」

ということを言う友達は少なくないですけど、本当に来る人はそんなにはいません。

別に憂いているわけでも責めているわけでもないですよ。
みんなそれぞれ事情があるし、社交辞令的に発言する場合もありますからね。

でも

「くればなんとかするよ」

と発言した僕のことばを信じて訪れてきたことに対してはとてもうれしく思います。
鍼はじめてなのにね。

SNSでは様々な人が様々な観点から発言しますからね。
ギックリ腰になったという彼女の投稿を見て、様々な意見があがる中で、批判めいたことを言うのは極力最小限に抑えたいと思っています。

細かいことはさておき、くればなんとかする。

救うことができてよかったです。

完治したら一緒に酒でも飲みに行こうかな。


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by shinkyu--kaminari | 2018-12-07 20:30 | 徒然に | Comments(0)

選ばれたからには

遠方からでも浅草まで治療に来てくれるというのは、申し訳なくも思いますが、うれしいものです。

今回いらっしゃったのは福島から。

とは言っても、うちに治療に来るためだけに出てきたわけじゃないですけどね。

それでも数ある中から選んでくれたというのは、何かの縁でもありますし、その期待に応えたいと強く思います。

そして鍼は苦手だということ(苦笑)

痛い鍼で、今まで受けた治療では何本も刺されたそうです。

前に受けたのは10年以上前。。。

状態がよかったわけじゃないけど、放置していた感じです。

あまり刺さないとうたっている当院のホームページに、可能性を感じてくれたようですね。

鍼一本と、打鍼一打(?)

2〜3年苦しんでいた痛みがなくなりました。

「なんでいっぱい刺す人と、そうでない人がいるのですか?」

こう聞かれました。

最もな疑問ですね。

僕は北辰会で学ぶ前から鍼数は少なかったので、なぜ多く刺すかは正直わかりません。

僕もその人に聞いてみたいです。

それに対して想像に任せて言うと、単なるバッシングになりそうなのでやめます。

でもしっかり理念を持ってやっている人もいると思います。

まぁ何はともあれ期待に応えることができてよかったです。


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by shinkyu--kaminari | 2018-12-05 20:30 | 初診 | Comments(0)

年末代表講演

来月16日に大森にある東京衛生学園専門学校にて、「(一社)北辰会関東支部年末代表講演」が行われます。

僕が所属している鍼灸学術団体です。

テーマは「現代に蘇る腹部打鍼術〜受け継がれるこころと技〜」

一日全て打鍼です。

今年度から代表に就任された藤本新風先生が本部大阪からいらっしゃって、打鍼の実技を披露してくれます。

なんか技を披露するように聞こえるけど、公開臨床ですね。

ここから何を感じられるか。

これは自分がどれだけ成長したかのひとつのバロメーターだと思っています。

どこまでのものを捉えてどうアプローチしているか。
自分と同じことをやっているようで行われていることはまるで違います。

これは本当に貴重な時間です。

先週土日は大阪で「伝統鍼灸学会」が行われていて、そこでもテーマは打鍼だったのですが、僕は参加できず浅草で臨床をし、サッカーのコーチをし、阿波おどりをし、フットサルをしておりました。

ここでその分も学ばないといかんです。

締め切りは今週いっぱいです!

まだ申し込んでいない鍼灸師の方お早めに!

一般で興味のある方も参加できますが、話されている言語が意味不明だと思います。
歓迎はしますよ(^ ^)


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by shinkyu--kaminari | 2018-11-27 20:30 | 鍼の修行 | Comments(0)

異常行動

タミフル、リレンザ、イナビル、ゾフルーザ。

インフルエンザに対し様々な薬が使われております。

今は「ゾフルーザ」がシェア1位だそうです。実に65%!

まぁ一大ビジネスですよね。
何億というお金が動きます。

今朝のNHKで「イナビル」を服用した10代の少年が、自宅マンションから転落して死亡したというニュースを放送していました。

そのニュースの中で、10歳前後の子どもを中心に異常行動が95件確認されたということですが、いつからいつまでの期間でのことかということは示されていません。

そして薬を服用していなくても異常行動は起きているとのことで、因果関係はわからないと。

でもですね、異常行動においては、昔の書物にも書いてあります。
「…甚則欲上高而歌.棄衣而走.…」
(訳)更にひどくなると高いところに登って歌を歌いだす。衣服を脱いで走り出す。

病が進むとこのようになるものがあるのです。

大事なことは薬云々というより、そのような状態に進行させないこと。

もちろん僕は鍼で対応します。

鍼灸においても当然インフルエンザの治療は行います。

インフルエンザだと診断されて来院する場合もあるし、わからないこともあります。

僕らが相手にするのはインフルエンザウイルスではなく、身体そのものです。

その身体がインフルエンザウイルスによって、どのようになっているのかが問題なわけです。

だからインフルエンザかどうかは大した問題ではありません。

現れている反応をもとに身体を治します。


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by shinkyu--kaminari | 2018-11-06 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

「解谿」というツボ

足の陽明胃経という流れの中に「解谿(かいけい)」というツボがあります。

場所は足首を曲げてスネ側の方の凹むところ。

当流派においてはほとんど使うことはないかと思います。

でも使いたくなったので、最近使っています。
そこに一本刺すことでかなり身体が良好の変化を見せています。

胃の腑に問題があるかというとそうじゃないことの方が多いです。

僕的には経筋として考えていますが、空間的に考えることもできそうです。

足首の可動域と身体のバランスとして考えてもいいけど、それだと東洋医学からは脱線してしまうので、、、

ちなみに空間で考えると、足首の付け根は首を表します。

頑固な首の痛みがスッと引くことも多い。

理論が後からついてくることもあります。
ひとつのツボで効いたからには根拠がある。

歴代の「解谿」に対する使い方も調べないと。

それにしても「かいけい」と入力して変換して「解谿」が出てくるなんて賢い。

iOSも成長してますね。


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by shinkyu--kaminari | 2018-10-27 19:30 | 鍼の修行 | Comments(0)

発熱

「熱が出た」

大概の方は体温計において37℃を超える状態を「熱が出た」と思うようです。

38〜39℃だと結構な発熱。

確かにこれは熱が出た状態で間違いないのですが、東洋医学において重視するのは数値ではなく、自覚的、他覚的な熱感。

体温計において平熱であっても、普段より熱っぽく感じていれば「発熱」と考えます。

それは風邪を含む外感病とは限りません。

様々な要因で発熱も起こります。

病院に行ったら原因がわからないけど、マイコプラズマ肺炎の疑いがあるから、そのための薬を出されたという方がいました。

そんな診断でいいのだろうか。

1週間「発熱」が続いていた患者さん。

一本の鍼で熱とバイバイしました。


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by shinkyu--kaminari | 2018-10-25 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)

なぜ効いたか

劇的に症状がよくなって、なぜ鍼を二本刺しただけで、しかも全然関係ないと思われるところに刺してそうなったのか?
先日来た初診の方は次来るまでの1週間考えたそうです(笑)

まぁ本当に1週間考えたかはわかりませんが、こういう疑問を持つ方は結構いらっしゃいます。

でもあまり深入りしない方がいいと思います。

これを説明するには、西洋医学的な考えでは説明がつきません。
東洋医学的な考えで治療をしているので、東洋医学的な考え方を理解しないと本当には理解できない。

誰かに知ってもらおうと他の人に説明するときも、中途半端な理解だと相手にも理解してもらえません。

自分も相手ももどかしい。

自分の興味のためだけに学ぶのは構いませんけどね。
人に説明するときは、理由はよくわからないけど、すこぶるよくなった。という感じでいいんじゃないかと思います。

我々は中途半端じゃダメですけどね。

「イライラもしなくなりますよ。」

家庭でイライラしていた患者さん、本当にあまりイライラしなくなり、旦那さんが喜んだようです。

細かいこと考えるから、イライラするようになるんです。

余計なことは考えずに生きていた方がいいです。


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by shinkyu--kaminari | 2018-10-19 20:30 | 初診 | Comments(0)

曲泉というツボ

足の厥陰肝経という流れの中に、「曲泉」というツボがあります。

膝の内側にあるのですが、これを取穴するときは、膝を曲げてとる、というようにあらゆる書物に書かれてあります。

まぁ僕があらゆる書物を読んだわけではなく、中国の「穴位通鉴」というツボに関する由来やら効能やらをあらゆる書物から抜粋している、ツボの辞典のような本に書かれているんですけどね。

「必ず」曲げてとる。

そのように書いてもあります。

曲げたときと、そうでないとき、体表観察能力が上がってくると、どっちが反応として顕著かはわかります。

最近曲泉が自分の中では少し流行っています。
主に運動器疾患にですけどね。

肝の問題から股関節内旋、回内足になっているような人に使うことが多いですね。

割といます。



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by shinkyu--kaminari | 2018-10-10 20:30 | 東洋医学 | Comments(0)